【タメ年たちの大活躍!】狂言師・野村万蔵が正月本公演に出演。

萬狂言 正月本公演昭和40年生まれの狂言師・野村万蔵が、1月12日に国立能楽堂で上演される萬狂言の正月本公演に出演する。

野村万蔵は、和泉流狂言師で人間国宝・野村 萬の次男として生まれた。歴代当主が“野村万蔵”を名乗る野村家は、300年の歴史と伝統の名家。江戸時代には加賀前田藩のお抱え狂言師として活動し、明治維新後は東京で狂言の名家としてその名を馳せて来た。次男であった万蔵は、2000年に、明治時代に絶えていた万蔵家の分家である『野村与左衛門家』を150年ぶりに再興し、『二世与十郎』を襲名。しかし、2004年に兄が死去したことに伴い、翌年に『九世野村万蔵』を襲名し、本家の当主となった。以降、万蔵は狂言界の先端に身を置きながら国内での活動はもとより、海外公演や、タレントの南原清隆と現代狂言を開催するなど多彩な活動を展開している。

今回は、その野村万蔵の長男で18歳の野村虎之介の初演による親子共演が話題で、 「三人片輪」では、山脇派の井上松次郎、野村派の野村又三郎も登場。 三宅派の野村万蔵ともに、和泉流三派そろい踏みの珍しい試みとなる。また、わかりやすい解説で誰でも狂言の世界を楽しめる『ファミリー狂言会・お正月』も同日開催なので、あわせて家族で参加してみるというのも正月らしくていいかもしれない。

<萬狂言 正月本公演>

 日時:2015年1月12日(月祝) 14:30開演(開場は13:45、終演予定は16:40頃)

 場所:国立能楽堂

 解説:野村万蔵

 出演:狂言「鶏聟」/野村拳之介 野村萬 炭光太郎 野村万禄

    狂言「鎌腹」/小笠原匡 野村太一郎 山下浩一郎
    語「奈須与市語」/野村虎之介
    (休憩)
    狂言「三人片輪」/野村万蔵 井上松次郎 野村又三郎 野村萬

 料金:松席8,000円/竹席6,000円/梅席4,000円

このコーナーでは昭和40年生まれの活躍を紹介。どんな些細なことでも我こそは!という昭和40年男はぜひ『読者投稿欄』から投稿を!

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