【タメ年たちの大活躍!】池田邦彦のマンガ『カレチ』が文庫化。

カレチ
『カレチ 車掌純情物語』 講談社

昭和40年生まれのマンガ家・池田邦彦の作品『カレチ』が文庫化され、発売されている。

本作は、昭和の時代の国鉄を舞台に、長距離列車に乗務する客扱専務車掌(=カレチ)がプロの仕事を追求する姿を描いた、一話完結のマンガ作品。講談社の『モーニング』誌にて連載され、現在は失われてしまった日本ならではの職場慣行や、働くという事の真の意味をドラマチックに描き出して人気を集めた。

作者の池田は、鉄道関係のライターとして長く活躍後、一念発起してマンガ家を目指したという人物。鉄道の知見を活かし駅に住む母子を情愛豊かに描いた『RAIL GIRL~三河の花~』で第54回ちばてつや賞一般部門の大賞を受賞、43歳にしてマンガ家デビューを果たしたという努力家だ。その後、国鉄を舞台に新米車掌の成長を描いた本作を連載した。

その『カレチ』がこの度文庫版として3冊にまとめられることになった。その第1~2巻がすでに9月12日に発行されており、第3巻は10月に発売が予定されている。鉄道好きなら楽しめそうな作品なので、この機会に入手してみてはいかがだろうか。

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