おバカな昭和40年男たちが爆笑のままに過ごした、浦和の夜。

トリオ昨日はタメ年の噺家、落語立川流の立川談慶さんと、タメ年のレストラン経営者、河本さんと呑んだ。24回に渡って連載されてきた『立川談慶の裏みつを』が最終回を迎えたことの打ち上げと、尊敬する友である談慶さんと久しぶりに呑みたいとの気持ちからだ。そしてさらに、談慶さんの友人で酒席をご一緒したこともある河本さんの店で、行列ができる噂のハンバーグを食べたかった。てなわけで、夕方7時に浦和駅で待ち合わせて河本さんの店を目指した。

駅から結構距離がある。20分ほど歩いたただろうか『Open Kitchen ZEN 然』の看板を見つけた。飲食店が密集するエリアでなく、素人ながら商売には難しい場所だと思いつつ入店すると、感じのいい従業員さんと河本さんが笑顔で迎え入れてくれた。こじんまりとした店は清潔感があって、オープンキッチンは好感が持てる。なにもズルが出来ないからね(笑)。メニューの中心はステーキとハンバーグで、サイズと豊富な種類のソースがチョイスが出来て楽しい。ステーキとハンバーグを少しずつ両方とか、ハンバーグを2つでソースを2種類いただくとか、これほどの自由度の高いチョイスが出来る店は初めてだ。僕は150gのハンバーグを2つ(そのまんまダブルと呼ぶ)に、デミグラスとトマトソースでオーダーした(写真撮ればよかった)。
「うまいっ」
グルメでも鋭い舌でもない僕が恐縮ながら語らせてもらうと、ズバリ“昭和40年男が作ったハンバーグ”なのだ。小学生の時にレストランで緊張しながら食べた味に、現代のエッセンスを取り入れてキッチリと丁寧に仕上げてある。懐かしいだけでなく、前向きな姿勢を感じるハンバーグを、タメ年たちに強力レコメンドするぞ。僕が感じた昭和40年男らしさをぜひ実感してほしい。そして心配していた立地による不利などまったく感じさせず、次々にお客さんが訪れて店はすぐに満席になり、皆さんおいしそうに平らげていた。人気店だから、出かけるならちょっと早めか遅めに時間をずらした方がよさそうだ。

店も僕らの腹も落ち着き、河本さんと近くのバーへと繰り出した。ここで昭和40年男トリオは飛ばす飛ばす。談慶さんは噺家らしく笑い話をいくつも出してくれ、バーには申し訳ないくらいやかましかったかもしれん。後づけになるが、これは初開催の『浦和秘密基地』である。共感がもたらす笑いは質がよく、きっと3人とも今日は元気いっぱいで過ごしていることだろう。

談慶さんに1つお願いをした。2011年を最後にお休みしている『だんじゅり祭り』の復活だ。タメ年のダンサーで俳優の瀬下尚人(通称ジュリさん。つまりだんじゅり)さんと2人で展開するコントライブで、笑いの中に昭和40年男こそ深く楽しめる要素が散りばめてある。河本さんのハンバーグ同様、“昭和40年男が作った舞台”なのだと強く感じさせ、俺たちだから共有できるあたたかさや心が押し寄せてくる。いや、他の世代だって楽しめるだろうが、僕は僕の年齢でしか生きちゃいないのだからわからん。ただ、この舞台は2人の男の心を受け取ることが最大のおもしろさだから、タメ年であることは楽しむ上で有利だ。事実、僕は昭和40年女と一緒に行き、彼女も泣いていた。

この舞台に談慶さんは、書き下ろしの本でなくてはダメだという、志の高い縛りを課している。全体で2時間くらの本を書くのはそれは大変で、きっと己のすべてを絞り出すような作業だろう。若い頃だったら前向きな姿勢だと評価できるが、もう来年50歳を迎える我々だから、その突っ張りはなくしてもいいのではないかと提言した。3年に1度くらいのペースで新作を披露して、2度は過去の芝居を深みへと持っていったらどうだろうかと。まんざらでもなかった談慶さんにちょっと期待している。

会話は元気が満ちあふれながら多岐にわたった。多かったのは体のことで、2人ともしっかりと鍛え上げていてカッコいい。そこで僕はスポーツマン2人に最近ハマったまま半年以上が経つ、ぶら下がりを強烈に勧めた。近日中にぶら下がり健康器が2台、浦和界隈できっと売れることだろう。

そしていいコンセンサスになったのは、老後の金の心配なんかより、足がいつまでもしっかりしていることの努力の方が優先とのことだった。
「足さえピンピンしてれば80歳になったって俺たちは現役で稼いでやるぜ。でもそこまで生きているかな」
「一同大爆笑」
明るく元気なおバカトリオは、翌日をちょっぴり気にしながら解散したのだった。

4件のコメント

  1. 残念(._.)
    この時間にコメント?
    まさか仕事中?
    たまにはゆっくり休んでは?
    明日のために(^_^ゞ

    • フッフッフ、仕事だよーん。やさしいお言葉ありがとうございます。

  2. 噺家さんと呑めるなんて、羨ましい。
    浅草にも来て頂けると嬉しいが(^^)v

    • そうですね、浦和と浅草はそんなに遠くないですものね。ただ、談慶さんは早寝なんですよ(笑)。

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