江戸グルメ堪能。

先日の相撲観戦の興奮がまだ冷めない。昨日も毎度懲りずに開催した読者ミーティングの『浅草秘密基地』では、ついつい自慢話が炸裂してしまい、参加したみなさんはやかましいと思われたことだろう。申し訳ない!!

生まれて初めての相撲観戦を尊敬する先輩と行くのだからめいっぱい盛り上げようと、観戦後にもアレコレ企画を盛り込んだ。まず思いついたのが、ベタベタながらちゃんこ鍋を豪快にカッ食らうことだ。情報収集しながら評判の店をリストアップして、予約の電話を入れた。まだ1週間くらい先のことなのに、我ながら用意周到だななんて褒めながら。「5月24日に2名なんですけど」と告げると「予約でいっぱいです」と返ってくる。何軒も断られ続けているうちに、なんとなく電話の向こうから「そんな場所中の、しかも14日目に両国でちゃんこが食えるはずないだろう」といった空気が感じ取れた。鈍感な僕だから、10軒近く電話をかけたところでだ。そう、これはきっと相撲観戦素人丸出しの行動だったのだ。チケットが取れた瞬間に、同時にちゃんこ店を抑えなければならないことを知ったのは、きっと次の観戦時に繋がることだろう(笑)。

948e027aea549e44e6d0693c102f69ad1ならば両国国技館から徒歩圏内の浅草をべースにすることにして思いついたのが、テレビで何度も見たことがありながらなぜかこれまで足が向かわなかった名店『駒形どぜう』だ。200年以上続く江戸の老舗で、さすがに写真は無粋だろうと撮れなかったから、店や料理の様子はこちらでご覧いただきたい。老舗の空気が漂う中でいただくどぜう鍋の素朴なうまさったら、これまたなんで今まで来なかったのだろうと後悔するほどだった。たっぷりのネギと、オプションでオーダーしたごぼうのささがきをたっぷりと乗せて熱々をほおばると、かつての江戸っ子たちの喜びと繋がれたような気がした。ビールと日本酒に、鍋一人前を2人でさくっといただき、江戸っ子気質に習い店を出た。ちゃんこは残念だったがこれはこれですばらしく、汚名挽回できたところでさらに調べておいた老舗寿司屋ののれんをくぐった。つまみをちょこっともらい、握りをさくっといただくとこれまた江戸っ子を気取ってさっさと店を出たなんちゃってな2人だったのだ。

相撲がキッカケとなり、浅草を舞台に江戸グルメを堪能した2人が仕上げに選んだのは『浅草秘密基地』の会場となっているショットバー『FIGARO』だった。ここでは相撲談義の仕上げと、老舗の味覚談義で終始笑顔のまま呑み続けた。それにしてもずっと住んできた街ながら、東京にはまだまだ知らない奥深さがあるものだ。堪能しないのはもったいない。まさに池波正太郎さんの名台詞「つまらないところに毎日行くよりも、そのお金を貯めておいて、いい店を一つずつ、たとえ半年ごとでもいいから覚えて行くことが自分の身になるんですよ」である。

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