エプソンは、ヘッドマウントディスプレイシリーズMOVERIO(モベリオ)の第2世代となる『BT-200』を発表した。
本製品はカメラやセンサーを利用した情報や映像などが、ディスプレイ部分に映し出されるもの。同社の前モデル『BT-100』の後継機種だが、従来のヘッドマウントディスプレイに対し、Googleグラスのように視界にある情報を検出したりカメラを起動することができるといった、ウェアラブルデバイスとしての機能が注目を集めている。すでに米国で3月の発売を前に事前予約が始まっている。
ディスプレイ部分とコントロールユニットは別体となっていて、双方を有線で繋ぐ。その両方にモーションセンサーを新たに搭載、ARアプリやゲームなどで利用できるようになっている。
ディスプレイ部分にはシースルータイプの液晶を搭載、表示解像度は960×540ドット(16:9)。『BT-100』と同じ解像度ながら、光学系の新設計などで小型軽量化が進み、従来比で約60%の軽量化を実現している。
ワイヤレス通信はBluetooth 3.0とWi-Fi 802.11 b/g/nで、DVDプレーヤーなどからの映像をストリーミング再生にも対応しているという。さらにコントロールユニットにはタッチパッドのほか、microSDカードスロットを搭載しているため、通信環境のない場所でもカードに保存した動画や音楽を楽しめるだろう。また、ドルビーデジタルプラスにも対応しているため、最大7.1chの高音質サラウンドを楽しむことができる。なお、バッテリー駆動時間は約6時間。
米国以外での発売は公表されていないが、製品はワールドワイドに出荷される。3月に699ドルで発売予定とされており、公式サイトから予約が可能になっている。
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