小泉今日子さんと薬師丸ひろ子さんの対決に、さあいよいよ決着をつけてくれっ!!

みなさん、投票は済ませていただけただろうか? まだの方はぜひ清き一票をお願いしたい。今回は僕ら世代にとってビッタリとフィットしたNHK朝の連ドラ『あまちゃん』のヒットに便乗して、その時代背景となった昭和59年対決とした。今回は3番ともに激しい得票争いとなっていて、そろそろ〆切が近づいてきた。さあ、どうかみなさんによって決着をつけてくれ。

とくに1発めの『あまちゃん』をもり立てた2人のヒット曲対決が熱い。薬師丸ひろ子さんは1個上で、小泉今日子さんは昭和41年生まれながら同学年で、『昭和40年男』のいうところではタメ年である。2人共に大好きだった僕らながら、タイプも活動フィールドもまったく異なっていた。昭和59年のヒット曲を引っ張り出しての対決にしたものの、みなさんの投票はそれぞれのキャラに対してのジャッジなのかもしれない。ここではあくまで、昭和59年らしい2曲での投票で悩んでいただきたい。

1311_3ban-01まずキョンキョンの名曲から、説明不要の『ヤマトナデシコ七変化』である。『渚のはいから人形』と並んで、この年にリリースされたこの2曲は、やがてキョンキョンの象徴ともなる『なんてったってアイドル』や『学園天国』の大暴れに繋がっていく、野心作のようなポジションじゃないか。そして名実共にスーパーアイドルの称号を得たのもやはりこの2曲によってだ。今に続く活躍の大きなターニングポイントだったと考えてよかろう。

1311_3ban-02一方の薬師丸ひろ子さんは当然ながら役者がメインで、歌はその主題歌のみをシングルリリースするという活動だった。『野性の証明』こそ歌っていないが、その後の角川映画の主演4作すべてのテーマ曲を歌い、4曲ともに大ヒットさせている。『Womant“Wの悲劇”より』はそのラストとなる、角川の象徴のようにがんばってきた彼女の5作目となる。初の主演女優賞を獲得し、同タイトルの主題歌はオリコンで1位を獲得する大ヒットとなった。この曲は、彼女の歌でもっとも難易度が高い曲だろう。テンション感のバキバキ効いたメロディは彼女の声とのマッチングがよく、誰もがそうそうとまとめ込める曲ではない。

こうして考えると、昭和59年は2人にとって大きなターニングポイントとなった年であり、その後に続く活躍のベースが完全に確立した年でもある。その2人をああいった配役に持っていき、しかも昭和59年を舞台にしているのだから、あらためてクドカンのスゴさを感じる。できれば紅白での競演を見たいのだがどうなることやら。

今回はこの対決が注目となるが、残る2番も昭和40年男にはきっとこだわりがあることだろう。今スグ、投票をお願いする。

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