鈴鹿8時間耐久レース。

1年でもっとも多くの汗を流す2日間が、今日から始まる。
昭和40年男なら行ったことはなくても聞いたことくらいはあるんじゃないかな?
通称“鈴鹿8耐”の取材で、俺は三重県の鈴鹿サーキットに来ている。

かつてバイクブームという、業界に語り継がれる時代があった。
そのころは動員が20万人ともいわれ、まさに人、ひと、ヒトだったそうで、
通路はまるで東京上野のアメ横のようだったと聞く。
サーキット中にあるすべての飲み物が売り切れてしまったという逸話もある。
関心事の中心がバイクだという男の子たちにとって、
夏の暑い1日を駆けめぐる8時間の闘いは大きな刺激だったわけだよ。
が、ここ近年は減少の一途をたどっていて、観客席はまばらで
帰り道もそれほどの渋滞がないという寂しい程の低迷ぶりが続いている。
バイクが多くの若者にとって関心事でないわけだから、自然と観客が減っていくのは仕方がない。
少子高齢化が進む夏の鈴鹿サーキットは、きわめて厳しいイベントになりつつある。
その流れを少しでもくい止めようと、毎年取材を繰り返し努力を続けているつもりだ。

でもさあ、暑いのよ。
とくに明日の決勝は8時間も走り続けるわけでしょう。
そして、その3時間くらい前から取材が始まるわけでしょう。
レースが終わっても取材は続くわけだから、炎天下の中12時間以上にも渡る耐久取材となるわけですよ。
自分の体力の限界まで攻め込んで取材にあたるのは、
年に1回走るフルマラソンと同じものと位置付けている。
がんばった自分を褒めてくれるように花火が上がり、
それを眺めながら今年もやり切れたと自分なりの耐久を終えるのだ。

熱中症には十分気をつけないとな。
さあギンギラ太陽、かかってきなさい。
負けないぞー!!!!!!!

―追記―
そうそう、最新号で取り上げた昭和40年男の鶴田竜二(P69〜)は今年もがんばってます。
エヴァンゲリオンとのコラボで話題を集めまくっていますから。
その活躍やレース速報なども、取材の合間にTwitterにてチョコチョコとつぶやくのでよろしく。

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2件のコメント

  1. 8耐は今年も暑いんでしょうね、行けば自分も暑くなるんでしょうが・・・。
    以前のように気軽に休める立場で無くなったのを理由に、「8耐詣」をずいぶんさぼっています。
    あの感動を味わいに行きたい気持ちは衰えていないのですが、体力的に厳しい年になってしまいました。
    だけど8耐フリークにいずれは復活するつもりです。
    話は変わりますが、9月のラブジに向けてホテルと「スズキ歴史館」予約しました、前日近くに止まって体力を温存して頑張ります。

    • 暑かったですよー、と、その模様は今日から15回に渡ってここで連載します(ウソ)。9月のラブジでお会いできるのですね。楽しみにしています。

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