どんな父の日を過ごしましたか?

夕方までまったく忘れていた、昨日は父の日だった。すでに自立した息子はメールの1本さえよこさない親不孝ぶりである(泣)。自分の父親はもうとっくの昔に逝っちまって、健康が服を着て歩いているようだった義父も、脳梗塞で倒れてその日のうちに逝っちまった。そんな状況だから父の日なんてまったくノーマークの昨日だったのだが、たまたま出かけたスーパーで知ったのだ。

父の日オードブルセットととして、鳥の唐揚げとかウインナーとかが入っておいおいこんなもので済ますのかと突っ込んでいると、かまぼこと塩辛、カニ缶を化粧箱に詰め合わせて父の日セットってのに思わず爆笑して、その横には大黒柱ロールとの名称でぶっといロールケーキを売っていた。いやあ、いろいろと考えるものですな。

うちの息子もまだかわいかった頃は、いろいろと工夫を凝らしてプレゼントしてくれたものだ。愛車(バイクだが)をカラーで描いてくれた絵は、今も大切に保管してあり、瓶ビールを買ってきて酌してくれた晩は、心の中にしまってある。そして、今も愛用している父の日ギフトがこれだ。

父の日

10キロの鉄アレイで、まだ小さかった息子が苦労して店から運んでくれた。その姿にえらく感動して、ずいぶんとトレーニングに励んだものだ。最近ちょっと怠けているから、一念発起しようかと思ったが、結果的には思っだけにとどめておいた(笑)。

子供を持つ昭和40年男の中には、僕のようにすでに子離れして寂しく昨日を迎えた方も少なからずいることだろう。一方で、ものすごく大きな感動をもらったなんて方が多いかな。息子しかいない僕にはわからんが、年頃になった娘と一杯なんて大泣きでしょうな。つまみも作ってくれちゃったりして、浴衣なんか着て「どうぞ、一献。お父さんいつもありがとう」なんてのは夢のまた夢ですな。息子がいいお嫁さんをもらってくれることが、その日へと繋がっていくのだが、まだまだその日は遠いようだ。

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