仮面ライダー対キカイダー。

今回の3番勝負、最大の山場でしょう。
なんてったって仮面ライダーな俺たちにとって、ライバルとなるキャラクターはいるのか?
さんざん悩んだうえ最新号の表紙の力を借りればいい戦いになるのではと、
キカイダーをぶつけてみた。

当時の記憶を掘り起こすと、キカイダーの左右非対称の衝撃が鮮明によみがえる。
賛否両論いろいろあったようですなあ。
俺の記憶は、衝撃からカッコいいへと変わるのにそう時間はかからず、
よく絵に描いていたっけ。
上手に描きやすいキャラだった。

それとキカイダーといえばあのサイドカーが大きな魅力だった。
バイク雑誌もつくっている俺だからね、ちょっと解説しちゃうと
マッハというカワサキの2ストローク3気筒バイクだったのですよ。
500ccで当時としては画期的なバイクだった。
ものすごくピーキーなマシンで乗れるもんなら乗ってみろという、
今にも続くカワサキのイメージを作り上げた歴史的な1台といってもよいでしょう。
サイドカーモデルは、東京モーターショーに参考出品されたコンセプトモデルで、
これに目をつけるとはさすがテレビピープルだね、お目が高い。
それにしてもあのハイパワーのじゃじゃ馬にサイドカーを付けて、
ものの見事に操るライダーは相当の腕前ですな。
ダートコースでガリガリにリヤを流すあたり、もう最高っす。

仮面ライダーも主題歌の冒頭にバイクのエンジン音が入ってたじゃない。
2ストバキバキの音が。
俺たちは小学生の低学年時代に2人のライダーによる洗脳を受けていたのだ。
だから多くの男の子はバイクにあこがれを持ち、
その後の80年代バイクブームを形成する構成員となったのだね。
そのおかげで俺はバイク雑誌の仕事をやるようになって、
今ここに至って『昭和40年男』なるものをつくって、
こうして皆さんと対峙しているのかと思うと
2人のライダーに感謝せねばならないことになる。
ありがとうございます!!

バイクに乗って悪と戦うというリアリティは
以前このブログでも書いたけど、自分でも“なれる”かも知れないと思わせてくれた。
キカイダーみたいに機械が頭の中に埋まっているのは嫌だけど、
仮面ライダーのようにカッチョよく変身できるなら、ぜひなりたいと思った。
いや、大人になったらなれると思っていた時期もある。
そういう意味でも実写で見せてくれたのは大きい。
ますますリアリティを感じてしまうバカな小学生だったから。

ほんとはマジンガーZの兜甲児の方が近いじゃない。
ホバー・パイルダーを操縦して、ロボットと合体するのってね。
でもアニメの世界は夢の世界で、あこがれはするものの、ああ、こりゃー無理だってか。

さあさ、この勝負。
よーく考えて投票してちょうだいね。
なんてったって、俺の恩人なのだからさ。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

4件のコメント

  1. スペクトルマンのサイトから流れて今ここにコメントしています。ライダーVSキカイダー!編集長曰く、格言う私も、今現在、大型バイクにひたすらすがり付くのは、仮面ライダーの完全なトラウマです。初期の、藤岡さんのマスクを被ってアップで目がチラチラする映像より(ビデオ、DVD等で何度も見たのだが、当時の記憶でわない)2号佐々木ライダーのあのお台場の堤防?の1本道を突っ走るまさに人間離れした、映像(当時の死をも恐れない剣友会のみなさんのアクション)があったからこそあの、改造人間と言う言葉を、現実みのある物にしてくれたんだと思います。もう私には、このシーンがトラウマになってバイクはサイクロン号に似ている物しか所有しませんでした。イタリア、ビモータの白のYB-7、大型面許取得後アプリリアRSVミッレ等々です。しかし(ここで本題)40も後半にさしかかるとなぜかキカイダーのサイドマシーン(単なるサイドカー)が妙に頭にフラッシュバックしてきたのです。それにしてもレインボー造型のプロスタッフの技術に夢を見させていただきました。すばらしいあの実写の完成度!よくよくDVDを見たおすとライダーの”レッゴーライダーキック”に勝るとも引けをとらないキカイダーのOPの曲は同じ作曲の菊池さんで、黄金の名曲ですよ。ま、話は長くなるので、キカイダーに一票です。

    • すごいぜ、ネット社会ってヤツは。スペクトルマンからここに入ってくるのですね。作曲者が一緒とは、知りませんでしたよ。

  2. う~ん。
    微妙な判定だがオレ的にはキカイダーだな。
    実際に放映されていた時期の幼心では圧倒的に仮面ライダーだったが、中学生の頃に再放送で
    キカイダーを見た時に一変した。
    その要因はやはりハカイダーの存在。
    こども心にはただの悪人としか思わなかったキャラだけど、中学生という多感な少年には矢沢の永ちゃん的な
    イメージでハカイダーを受け止めその虜となった。
    予算の都合上なのかキカイダーのような立派なサイドカーには乗せてもらえなかったが、
    あの独自の風貌に拳銃捌き。特に司令塔である頭に入ったギルの脳みそが安物のクリスマスツリーのように
    光るところ・・・ 惚れたね。
    そしてなによりハカイダーの歌のカッコよさ。当時は兄貴のヴォーカルより甲斐さんのヴォーカルで聴きたいと
    マジで思った。
    ♪右手の~ ガンに炎が走る~(カッコィィ) オレの、オレの兄貴オレの父親~(家族構成まで律儀に報告!)

    しかしゼロワンなる者が出没する頃にはオレを虜にしたハカイダーもレッドじゃブルーとゴレンジャーに触発されたのか
    カラフルに増殖を始め、オレの中でも矢沢がフォ-リーブスのように踊りながら退化していった。

    実際、後から出てきたゼロワンが実は兄さんだったとかいうストーリーにも無理があったね。

    まっ とにかくキカイダーというよりもハカイダーの思い入れが強いのでキカイダーに清き一票!

    • そうそう、あのハカイダーの安売りバーゲンセールはまいりましたよね。初代はたしかに悪役としては相当なレベルでワクワクでしたもの。それにしても矢沢さんがフォーリーブスは笑えます。清き一票ありがとうございます。

コメントは受け付けていません。