【S40News!】ヤマハの新TMAX、デビュー。

yamaha tmax

ヤマハ発動機は、スポーツスクーター『TMAX530』をフルモデルチェンジし、6月25日より国内での発売を開始する。

TMAXは、スポーティな走りとスクーターの利便性を併せ持つオートマチックスポーツモデルとして、2001年に初登場以来、国内外で高い人気を誇る一台。今回で4代目となる同モデルでは、エンジンと駆動系をさらに熟成させ走りのパフォーマンスを高めている。

TMAX

TMAX
初代TMAX

外観イメージは前モデルを継承しつつ、ウインドプロテクション効果に優れる新フロントカウルを採用している。アグレッシブな新2眼ヘッドライトが印象的だ。高速での防風性をよりミニマムな形状で具現化する新スクリーンや、ダクト部に整流板を配置することによって風の巻き込みの少ないエアロダイナミクス効果を引きだすなど、長時間の高速走行でも疲れにくい、快適な居住空間を作り出している。スクリーンの取り付け位置はHi/Lowを選ぶことが可能だ。

yamaha tmax

パワーユニットは530ccの排気量を持つ水冷DOHC4バルブ直列2気筒エンジン。2012年モデルのエンジンをボアアップして排気量を拡大、さらに吸気バルブも拡大することで吸気効率を向上させ、新たにアルミ製鍛造ピストンを採用している。燃焼室形状やインジェクションセッティングの見直しも行なわれ、これによって最高出力46ps/6,750rpm、最大トルク5.3㎏m/5,250rpmを実現し、加速性能にさらなる磨きを掛けている。

TMAX駆動系も刷新された。従来と同様のCVTながらプーリーの材質と表面処理、ベルト及びベルト室冷却システム、変速レシオなどを一新しており、トルクの立ち上がりと、変速特性とのマッチングを高めているという。これに合わせ湿式クラッチの容量もアップして、ハイパワー化に対応している。また、2次駆動にアラミド系繊維を使ったベルトドライブを新採用しているのも特徴で、たわみ量がほとんどないというメリットから、よりリニアでダイレクトな駆動を実現しているという。

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車体のディメンションには変更がないものの、走り味に大きな影響を与えるサスペンションも見直されている。リヤアームは左右別体式アルミダイキャスト製となり、上記ベルト駆動化と合わせ2012年モデルに比べて約3.5kgと大幅な軽量化が達成。バネ下重量を軽減している。

新TMAXは、黒、白の2色を用意。標準モデル『TMAX530』(96.6万円)の他、ABSを装備した『TMAX530 ABS』(101万8,500円)、塗装などに上質感をほどこした上級仕様モデル『TMAX530 ABS BLACK MAX』(105万円)の3種類をラインナップする。大幅に見直されさらに魅力を高めたTMAX、人気が高まりそうだ。

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