今年最後の発行。

最終の仕上げ作業に入っている現場である。ひたすらチェックを繰り返し、よりよい仕上がりの1冊を皆さんにお届けしようとの努力が続いている。今年の最後の発行であり、作業はまだ1冊分が残っている、なんとも微妙な平成24年ファイナルなのだ。次々号は1月11日発売で、年内に印刷まで終らせておき年明けとともに問屋に納入する恐怖の年末進行となる。夏休み進行とゴールデンウィーク進行を含む、3大恐怖と出版人は震えるのだ。『昭和40年男』の場合は、現在隔月発行ゆえ夏休み進行の影響はあまり受けない。だが、ゴールデンウィークと年末はもろにかぶる。とくに年末進行の影響は大きく、次号は相当の前倒しになることにすでに先月から震えている。恐怖は克服しなければならぬと特集テーマは珍しくかなり早い段階で決めた。目の前にある号から2冊先までの構想が、つねに頭にある仕事術を身につけなけることが目標であるから、この年末進行よりそうしようと一念発起したのだ。…が、現在次号のテーマが決まったきりで放置されたままであり、ドラスティックな改善はされていない。なんとも情けない僕だ。

そんな具合に、そろそろ今年最後ものがあふれてくる時期だ。つい先日はディズニーランドがもうクリスマスを宣言していてビックリしたが、明日は11月のスタートで6枚綴りのカレンダーはまさに最後ものを迎える。僕の手帳には早くも忘年会の文字が入り始めていて、〆切時の恐怖の年末進行を考慮しながらスケジュールをコントロールしている。いよいよ今年も暮れが近づいてきた。

『昭和40年男』のおかげで、去年は長い呑んべえ人生でもっとも宴の少ない師走だった。その反動で正月は目一杯のはっちゃけぶりだった。今年も同様であろう。どうしても顔を出さなければならない忘年会だけを選んで出かけることになるが、そのせいで年に1度しか会わない方々と縁遠くなってしまった。年賀状つながりと同様、忘年会だけでしか会わない、でも会えば来年こそ一緒になにかビジネスを立ち上げようと誓う方々との忘年会がいくつかあったが、去年はすべて断った。社交辞令のごとく新年会でも催そうとは言うものの、この手の集いは経営者同士で数名のものが多く、なかなか他の日程で催すのは困難である。ちょっぴり残念な気持ちではあるが、補ってのおもしろさを雑誌作りは運んでくれるから、まあイープンだな。

ともかく、読者さんと対峙できるのは今年最後となる現場だ。しっかりとこなして、いい平成24年だったと胸が張れるように、まさに今夜は踏ん張りどころだ。休憩時間のごとく綴ってしまったが、そろそろ現場へ戻らせてもらおう。11月11日のイイっ、イイっの日(バカな俺です)が日曜日なんで、10日土曜日の発売となる。では楽しみに待ってて頂戴な!!

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