鹿児島より帰還。

イベントが終了して、まるで秀吉の大返しのごとくクルマを走らせ、今朝早くに会社に到着するとそのまま寝袋に潜り込んで睡眠2時間で今週が始まった。さすがにコシとケツが痛いが、イベントの出来が良かったおかげで気分はよろしい。出来が良かったとしたが、あくまで僕レベルでのことであるが…。

全国各地でしゃべっているとそれぞれの持つ雰囲気と言うか、ノリみたいなものがあっておもしろい。九州の方々はのんびりと楽しもうという感じが強くあって、とくに昨日は霧島の雄大な山々が眼前に広がる絶好のロケーションだったからか、よけいにそれを感じさせた。のんびり感はそのまま暖かさに繋がり、こちらの声に対する反応が実に心地よいのだ。もちろん仕切る立場だからそれに酔っている余裕などなかったが、こちらもいい気分をまとっているからノリやテンポは悪くなかったと思う。

西郷や大久保を育んだ土地だ。だから鹿児島が大好きだと皆さんに伝えた。なぜあんなにも大人物を育てたのかはその環境によるところ大であり、先日もここに書いた郷中教育によって培われた。ただ、風土も大きな要素であったであろうことを今回の短い滞在では感じとってきた。キラキラと光る錦江湾越しに見えた桜島の雄大な姿と、その美しさとは裏腹に度々起こる大噴火を見ながら、男たちは自身の心を大きくしていったのだろうと。そしてそれは、集まってくれた鹿児島の暖かい方々にも同様に感じさせ、風土と人は密接なのだなと頷かされた。ガチャガチャやかましい下町に育った僕だから、こんな男になったのもこれまた同様である。今回はついにギターまで持ち出した僕だが、その暴挙までも暖かく迎えてくれた。

短い時間ながら実りの多かった鹿児島出張から、今夜はこのまま『浅草秘密基地』へと乗り込む。僕のやかましい土産話につき合ってくださる方は、ふるってご参加いただきたい。待っているぞ。

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1件のコメント

  1. 鹿児島はいいですよね!僕も九州(佐世保)ですが、鹿児島の人たちは北九州人とは違う独特のおおらかさやたくましさがあって、憧れます。津波の多い三陸の人たちと同じように、凄まじい自然と共存して来た歴史が彼らをつちかってるんでしょうね。

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