【S40News!】無線LAN機能を搭載した「PowerShot S110」。

キヤノンは、コンパクトデジタルカメラ『PowerShot S100』をモデルチェンジし、『PowerShot S110』として10月中旬より発売する。

同社のラインナップでは画質にこだわったプレミアムシリーズに属し、『G1X』『G15』に続く位置づけのモデル。ポケットに入るコンパクトさと高画質・高機能の両立を図っているのが特徴だ。パナソニックの『LUMIX DMC-LX7』、ソニーの『サイバーショットDSC-RX100』、ニコンの『COOLPIX P7700』、富士フイルムの『X10』あたりがライバルといえるだろう。

撮像素子は前モデルと同スペックながら新設計の有効約1,210万画素の1/1.7型高感度CMOSセンサーで、感度はISO80~12800(前モデルは6400まで)と拡張された。これに映像エンジンDIGIC 5を組み合わせる。

レンズは前モデルから引き継ぎ、開放F値はF2~5.9、35mm判換算で24-120mm相当の光学5倍ズームレンズとなる。これに高い解像感を保ったまま10倍までデジタルズームできる「プログレッシブファインズーム」が追加された。

本機における最大の変更点は無線LAN機能の搭載であろう。専用アプリを介してスマートフォンとの直接接続により本機とスマホ間で画像をやり取りできるようになっている。アクセスポイント経由での接続も可能だ。これで撮影した画像をより大きく見やすい画面で確認したり、すぐにブログにアップするといった使い方もしやすくなった。一方、前モデルに搭載されていたGPS機能は省略されているが、専用アプリをインストールしたスマホを同時に携帯していれば、スマホが記録した位置情報を写真に付加できる機能「GPSモバイルリンク」が追加されている。撮影タイムラグが従来機種の0.4秒から0.25秒(広角端)に短縮されたのも特徴だ。

基本性能に大きな変更はみられないが、無線LAN機能を搭載してスマホとの連携機能を高め使い勝手を向上させた『PowerShot S110』。カラーは黒、銀、白の3色で実勢価格は5万円前後。
 

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で