【S40News!】トヨタの生活支援ロボットがお目見え。


トヨタは、人の活動をサポートするロボットとして、手足の不自由な人のために、家庭内での自立生活をアシストする生活支援ロボット(HSR:human support robot)を開発した。

このHSRは、小回りの効く円筒型のボディに、折畳み式のアームを備えることにより、「床の上の物を拾う」「棚、机の上、高い所から物を取ってくる」「カーテンを開ける」といった作業が行えるロボットだという。操作は、音声認識機能を使って直接呼びかけたり、タブレット端末から簡単に行うことができる。さらに、人に触れることを前提として、安心・安全に使えるよう配慮して、ボディやアームの駆動部に大きな力が生じないように設計されているという。

しかし、このいかにも大きく、旧式なスタイルのロボット然としたデザインには驚かされる。『スター・ウォーズ』のR2-D2や、手塚治虫の『火の鳥』に登場するロビタをさらに旧式にしたよう。ロボットというと同じ自動車メーカーとしてホンダの『ASIMO』をイメージするが、これと比較するといかにも古臭い。もちろん、実用性や購入可能な価格といったことが考慮されてのデザインなのだろう。が、筆者は生活に溶け込むにはまだまだという印象を持ってしまった。読者のみなさんはどうだろう? ロボティクスは日本が先端を走ることのできそうな数少ない分野の一つと期待しているのだが…。

このHSRは、9月26日(水)から9月28日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「第39回 国際福祉機器展H.C.R.2012特別企画 『福祉機器開発最前線』」に出品される予定だという。

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