『スター・ウォーズ in コンサート』に行ってきた。

『スター・ウォーズ』の壮大な音楽を集めたアルバム『ベスト・オブ・スター・ウォーズ ミュージックアンソロジー』のPR記事を、最新号の106ページに掲載した。このCDの担当者からページをつくるならと紹介されたのが、記事にも触れた『スターウォーズ in コンサート』を日本で開催するために奔走し、実現に持っていった男だ。『スター・ウォーズ』ジャンキーの彼は、アメリカでこの公演を目撃し、その素晴らしさに惚れ込んだことが原動力となって動いた。彼の情熱を聞いてコンサートを体験したくなり、執筆を担当した足立を連れ立って出かけてきた。意地悪な話になるが、彼の話からコンサートへの期待が大きく膨らんでしまい、会場に着いたときにはかなり高いレベルを要求している自分がいた。

僕は残念ながら『スター・ウォーズ』ジャンキーではない。そもそも、あまり映画を観ないうえ、20才くらいの頃に友人に強力にプッシュされすぎて、なんとなく引いてしまったこともジャンキーにならなかった要因だ。テレビ放映などで見たときは感激するのだが、そこ止まりだった。だが結果からいうと、このコンサートによってすべての作品をコレクションしたくなった。というのは至極単純な話で、この夜、エンターテイメントの1つの完成を目撃したから。

演奏と映像と光の競演だ。大画面に映し出される『スター・ウォーズ』の映像とその音、たとえば爆発音とオーケストラの演奏がシンクロする。プロの技術といえばそれまでだが、実に見事なのだ。そこに光の演出も絡んできて、最高の瞬間が次々と繰り出され、それらをシャワーのように浴び続けた。それに加えてC-3PO役のアンソニー・ダニエルズ氏によって、曲間に絶妙のナレーションが入る。笑わされ、また時には映画を見ているかのような錯覚をさせるストーリーテラーとなり、『スター・ウォーズ』の世界をぶつけてくる。楽しみながら、この隅々まで行き届いているライブの完成度に、僕は何度も不覚をとってしまった。完璧なものを作り上げるために大勢の一流の人間が懸命になっていて、その仕事ぶりが心地よい。上質と呼ぶにふさわしい完成度だ。これほどのものを組み上げる真ん中にあるのはもちろん、6作の『スター・ウォーズ』シリーズ。それをキチンと深く観賞していないのは、同じ時代を生きているのにもったいないと反省した。

帰り際に聞こえてきた、やはり僕らのように大感激している女性客同士の会話は、このコンサートのDVDを出さないのだろうかとのことだった。そんな方には最新号で紹介したCD『ベスト・オブ・スター・ウォーズ ミュージックアンソロジー』がオススメですぞ。まだ15日に大阪公演が残っているからあまり詳細には触れないことにするが、すでに見終わり感動を味わった方々にとって、このCDはひとつのコレクションになるだろう。プロモーターと音源サイドの、こんな大人の遊びもまた『スター・ウォーズ』を取り巻く仕事のクオリティに感じてならない。

絶賛PRになってしまっているが、感動は事実であり早速本編のDVDを入手した行動もしかりだ。コンサート中に流れた涙だってウソじゃない。その感動のまま繰り出した居酒屋で交わした会話は、あそこまでのクオリティは無理かもしれないが、理想として目指さない僕らじゃない、あきらめることはないとの誓いだった。雑誌制作に関わる2人の情熱に火を灯してくれたことは、これもまた事実だ。ただし1つだけ残念だったのは、隣の席にいたのが普段から仕事で顔をつき合わしている足立だったこと…。ドレスアップした特上の女性と楽しみたかったよ(笑)。

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