魅惑のカップヌードル。

不思議だ。たまに本能に訴えるがごとく、無性に食いたくなる。だがうまくいかないダイエットに苦しんでいる身ゆえ我慢を重ねているはずなのだが、たまに堰を切ったかのように衝動が抑えられなくなる。で、今回は禁断のテクニックに手を出してしまったのだ。

 

この悪魔の一杯に手を出すの時はパターンがある。ひとつは出張の夜だ。楽しい宴を終えてホテルに戻るのに、なんとなく寂しくて焼酎とつまみを買う。その時にお腹が減ったらかわいそうだからとこいつをレジへと運び、一人の部屋でちびちび呑りながらこのパッケージを眺めているとあら不思議、いつの間にかお湯が沸いているではないか。これはもう夢遊病のようなものである。意識は強くダイエッターなのだが、無意識なのだから仕方なしだ。スープまで完食してしまい、真夜中にカロリーだけでなく塩分までもガッツリと摂取してしまうのである。

 

そしてもうひとつのパターンは、イベント仕事の時だ。MCを務める朝のコンビニで、おにぎり3個とこいつをスープ替わりにいただくことが多い。コンビニでは、ポットにお湯が沸いていることがいけない。誘惑である。加えて、レース取材なんかだとプレスルームにポットがあるからついつい小腹が減った時のためだと手が出る。いずれもバッチリと動くからこれに関しては罪の意識は薄い。8月に控えた「鈴鹿8耐」なんかは特に塩分が必要だから、期間中に複数個食っていたりする。なんだか、楽しみだったりして (笑) 。

 

そしてこれはやってはならないパターンだった。まだオフィスに誰もいない、早い時間に出社した時のことだ。毎朝のように使うほど近いコンビニに寄って、は初めてこのコンビニのポットを使ってしまったのである。お湯を注いで注意しながらオフィスへ。コンビニから歩いている時間が過ぎ去り、感覚的には3分待っておらず、ものすごく快適に感じてしまった。実際には3分なのだが、出社してPCを立ち上げるなどの細々としたルーティンをしている間に出来上がりタイムを迎えられる。まずい、このパターンは至福である。

 

で、なんでこんなに美味しいのかなあと首を傾げながら、一人のオフィスでニコニコ笑顔になった。僕風の朝ラーが今後習慣になってしまうかもしれない。そんな自分を戒めるためにも、こうしてつぶやきで反省しているあざといヤツだ。
 

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1件のコメント

  1. なお、フタを開かずに中央部に爪で半円に穴を開けて、そこからお湯を入れると、比較的持ち運び易いです。

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