ミロを見ろ。

▲最近は写真OKが増えた。てことでパシャ

東京渋谷にある東急百貨店本店が、来年1月末をもってしてクローズする。去年の5月に発表されていたことながら、は知らずに過ごしていたところ今年に入ってその情報を得た。そして馴染み深いものの、購入歴がないそこへと出かけてきたのだ。馴染み深いとしたのは、お隣のBunkamuraにちょくちょく出かけたからであり、オーチャードは大好きなホールである。チャーさんをいい音で聴こうと勇んで出かけたが、ロックは大音量なのであまり違いがわからなかったなんてオチがある。小学生の頃よりずっと聴き込んできた、チャイコフスキーのバイオリン協奏曲を聴きに出かけたこともあった。僕が一部プロデュースさせてもらっているフォレスタも、毎年コンサートを開いている。ずいぶんとお世話になっているホールの隣で、ドーンと構える本店はフラッグシップを感じさせ、安定感抜群の渋谷の番長である。

 

昭和42年生まれで、各フロアーの天井が低かったり、レストラン街や屋上にも長い年月を感じる。清潔に手入れされていて、古いのでなく風格に思える。昭和の香りがするこの施設がなくなってしまうのは、やはり寂しい。そしてせっかく来たのだからレストラン街で食事でもと物色したが、これはさすがに百貨店様である。少々高めなので、女の子連れでないともったいないなとこの日はパスしたのだった。

 

で、ふと目に飛び込んできたのが、「ミロ展」の告知である。「おっ、ラッキー」と心が小躍りしながらBunkamuraへと移動した。さて、今日のタイトルである。この親父ギャグが本当に会場で使われているのだ。決して僕の親父ギャグでないぞ。そして今回の展覧会では、ミロと日本との関係性について掘り下げていて実に楽しい。作品を観ることに加え、そこへと理解を深めてくれる導線を作ってくれていて、ウンウン、くどいようだが実に楽しかった。

 

今月17日までの開催だから、もう残り少なくなっている。同世代諸氏には、来年1月までの営業となる東急本店とともに、出かけることをオススメする。この週末あたり「ミロを見ろ」である。
 

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1件のコメント

  1. 東急百貨店本店の閉店もまた、昨日から続くテーマである『別れ』にも繋がる話題でしょうね。過ぎ去り行く過去を惜しむ気持ちもなんとなく分かりますし、今、未来にも不安を覚えるような出来事も多いでしょう。映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶオトナ帝国の逆襲」では、「閉塞した現在(いま)を生きるのに疲弊し、未来を紡ぐことさえ諦めてしまった大人」であり、「今ある現実を『こうなるはずではなかった』と否定し、復讐にやってきた過去」を象徴するケンというキャラクターが黒幕として暗躍し、日本を20世紀の懐かしい時代へと逆戻りさせようと企みますが、しんちゃん達の奮闘により計画は失敗になり、チャコと共に自決しようとしたところをしんちゃんが『ズルいぞ‼︎』と言って思い止めます。『未来』への不安から目を背け、『現在』との戦いから逃げ出し、自分達だけ楽になろうとする卑怯な行為だと気づき、今を生きていこうと改心します。我々も「昔は良かった……」と過去に囚われず、ある程度過ぎ去り行く過去を見送りつつ、今とこれからの未来を生きていきたいところです。懐かしい過去や親しんだ物との決別。それも未来を生きていくために必要な決断でしょうね。

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