ショーケン。〜大人の男のかっこよさ〜

傷だらけの天使

松田優作とほぼ同時期に俺の前に現れたショーケン。
74年にスタートした『傷だらけの天使』で
ショーケンが演じた修は、それはもうかっこよかった。
本放送は小学3年生だったので、おそらく再放送で影響を受けたのだろう。
エンジェルビルの屋上にある掘っ建て小屋にあこがれた。
連んで生きる2人の世界にも。

繰り広げられる日々には
大人の男のかっこよさがギッシリ詰まっていた。
オープニングテーマで流されたシーンは何度見ても飽きなかったし、
ドラマ自体もスリリングでありながら、
スパイスの効きまくったジョーク(やはりオープニングに象徴されるなあ)
といえばいいだろうか、
俺なんかには完全に想定外の世界を次々に見せられ、
大人の香りをビシビシ感じながら
必死についていったといってもいいだろう。

それにしてもぶっ飛んだものがたくさん存在していたんだなあ。
社会問題になるようなモノがあふれていた。
というよりむしろ、社会で問題になるようなモノを
つくろうとしていたように思える。
昭和40年男にとって憧れの男ベスト2が、
試行錯誤しながら打ち込んだ作品を
テレビで触れることができた俺たちって、
今考えたらすごい幸せだよね。

それに、亨を演じた水谷豊の存在も大きいよね。
「アーニキー」はみんな真似したでしょ?

※役名を「亮」→「亨」に修正しました。
ご指摘ありがとうございます。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で