カレー進化論。

たちはみんなみんなカレーが大好きだ。いや、ごく少数ながら嫌いという声も聞くが、ほぼほぼ大好きで思い浮かべると走ってしまうキレンジャーな同世代諸氏は多かろう。俺たちのガキの頃は、現代に比べれば選択の幅が極めて薄かった。これは食い物全般に言えることで、ラーメンにはもう完全に追いつけなくなっている。うどんだってコシの強い讃岐系が、いつでもどこでも安価に食えるようになった。幸せな時代だ。

 

ご覧のカレーはネパール母さんの味「ポカラカリーライス」だ。わが街・浜松町で食えるこのお店なのだが、女の子1人ではちょっと入りづらいかもしれない。うん、だってね、夜はホルモン焼きの夏冬 (かとう) さんで僕はまだ行ったことがないが、ネット内ではそこそこ評判が良い。昼の部に「ポカラカリーライス」を頬張りながら壁に貼り出されたホルモン焼きの部のメニューを見ると実に安く、来てみたいと思わせる。女の子は苦手かもしれないこのやれた店の雰囲気は、おっさんには心地いい。

 

僕の勝手な見立てでは、スタッフ入れ替え制の二毛作営業なのではあるまいか。昼に勝負しているのはサラダ付きのカレーライスのみである。選べるのはご飯の量だけで、このサイズでオーダーは「普通」で結構ヴォリームがある。男子でさえ「少なめ」とオーダーする方がチラホラいるほどだ。辛いのが苦手な方には奥にしっかりと潜んでいるうまさが感じられないかもしれない。まあ、辛い。僕はいつも大汗をかきながらかっ込む。あまり辛いのに強い方ではないが、うまさをしっかりと感じながら食う、食う、食う。さらっとしたカレーにはご覧のとおりに野菜がごろっと入っていて、これらにルーを絡めていただく。うれしいことにルーのおかわりができるから、贅沢にいきたい。通い始めた頃はなんとなくお行儀悪く思っていたが、周囲も半数以上がおかわりして楽しんでいるから最近はへっちゃらだ。こんなにうまいカレーはガキの頃は存在しなかったように思う。はーっ、日本は幸せな国だ。

 

昨今のスーパーやコンビニには、レトルトカレーがこれでもかっ!! と並んでいる。出張なんかでお世話になることが多く、ホテルの湯沸かし器で温めてそのまんまスプーンを突っ込んで寝酒の焼酎でいただくと、これまた侮れない専門店の味だ。レトルトもガキの頃を思うと、ボンカレーが王道を走っていた。ルーだって今ほど豊富に選べるわけでなく、それぞれメーカーの飽くなき追求を感じる。書きながら身体が欲している。本当にカレーってのは罪なヤツだぜ! キレンジャーに現代を味わわせてあげたいなあ。
 

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