なぜ人はラーメンに半チャンをつけるのか?

今日のタイトルは、人類永遠の謎である。お好み焼き定食を炭水化物プラス炭水化物とか言いながら否定する者ですら、このコンビには寛容である。ダイエット中のなのにやはりこのコンビからは逃れられない。足が向いた時には、今日は絶対に「味噌」としか言わないと心に誓っているってのに、席に着きお兄さんからオーダーを訊ねられれば味噌の後に「半チャンっ」と付けている。これはほぼ無意識である。

 

この店は浜松町が誇っていた貿易センタービル (解体が始まった・泣) の地下食堂街で、昭和の香りをバシバシ出していた「札幌本舗」で、取り壊しを見越してか隣の高層ビルでも営業を始めていた。ビルがキレイになった分だけ、ラーメンや店内の雰囲気まで小ぎれいになった。女性の1人客が貿易センタービルの店舗に比べて多いのは、気のせいではあるまい。そして心なしか塩分控えめな気がする。いやいや、一般的に考えれば十分にしょっぱめの一杯なのだが、貿易センタービル店ではスープもチャーハンも「しょっぱっ」と声に出るほどだった。ニンニクの効き方や辛味も含めて、全体がソフィスティケイトされている。ちなみに従業員さんの接客はかなりレベルアップしている。

 

時代に合ったいい進化なのだろう。昭和のおっさんはついつい汚いのを愛してしまいがちだが、時代は平成を超えて令和なのだ。だが反発するかのように古い洋食店や中華店が見直されてもいる。今週月曜に発売したばかりの兄弟誌『昭和50年男』(vol.013) ではぬぁんと町中華のページが組まれている (俺たち世代も必見!!) 。町中華のスペシャリストでフリーライターの下関マグロさんによるページは楽しい。彼は昭和33年男だから、『昭和40年男』にもおいでよってなページ構成である。今回彼がレコメンドしてくれたのが、東京は新宿区にある「五芳斉」なる店で、写真からでさえ昭和があふれている。

 

ラーメン店がチェーン店化したのを目撃した俺たちだ。その中にはもはや町中華と名乗ってもいいくらいの屋号も残る。逆にブランドバリューを活用して新しいトライをしているところもある。俺たち世代にはなじみの強く、味噌ラーメンを全国区にした「どさんこラーメン」のサイトを覗くと、まさにリブランドに爆進中のようだ。昭和の俺たちが知る「どさんこラーメン」からかなりの進化を見せている。

 

かつて都内近郊に80店舗ほどを展開したとの、つけ麺ブームの立役者「元祖中華つけ麺大王」は、現在その数をかなり減らした。が、どっこい大田区蒲田では2

店舗が双方とも町中華の王道と言っていいほどの風格があり、呑兵衛でごった返す呑み屋へと変革している。ちなみに、写真のソース焼きそばをつけ麺大王でオーダーする者は稀だ。だがもろに昭和テイストであり、つけ麺で定評ある麺の茹でたてを使っているから、なんともいい舌触りを楽しめる。うーむ、これもある意味昭和チェーン店の進化論かもしれない。あーっ、絶品絶品。ごちそうさまでしたーっ!!
 

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2件のコメント

    • DJ OGIさん、貴重な情報ありがとうございます。「ダイブメシ」とは言い得て妙ですなあ。頷くおっさんです。

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