還暦上等その2 〜昭和9年生まれのノッポさん。

 

不定期連載でお届けする「還暦上等」である。あと4年を切ったその日までに僕はなにに影響され、どんな思考や心境の変化があるのかをつぶやきながら、みなさんと共有していきたい。俺たちはどんな還暦男となるのだろうか? その日を迎える昭和100年は、雑誌『昭和40年男』がハブになって還暦概念大変革元年とする。おおーっ、なんだか派手好きな僕らしいぜ。2回目となる今日お届けするのは、87歳にしてこの若々しさを見習おうというつぶやきじゃ。同世代のみなさんと共有したい。

 

昨日発売になったカワイイ弟の『昭和50年男』の特集は「できるかな?」である。このフレーズといえば自然とリズムがセットで乗ってくるじゃないか。そして言うまでもなくノッポさんである。『昭和50年男』の内容には、もうほとんど口を出さなくなった (ちょっとウソ) 僕で、最終段階で内容のチェックをしていてびっくらこいた。ノッポさんのプロフィールが昭和9年と記されている。編集長の金丸に「これ誤植じゃない?」と思わず言ってしまったが、決して間違いでないとのこと。「うぎゃー、わっけー」と惚れ惚れさせられた。31コ上でこの若さって、どういうこっちゃ。写真で見る限りタメ年でも通用するじゃないか。つうか、ご覧のページの左上に掲載している番組の当時カットからの劣化もほとんどない!!  当時のノッポさんが40代から50代までの番組だったというのを今更知って驚愕している。言い方は失礼ながら、バケモンである。

 

6ページのロングインタビューで、番組『できるかな』を中心にじっくりと語ってもらっている。1970年にスタートした番組だから、弟の読者世代だけでなく、俺たち世代にもしっくりとくる番組だろう。が、90年までの長寿番組だったというのも今更知った。そして迎えた1990年3月6日の最終回のエピソードがまたいい。でもね、ここでは秘密!! 買いだよ買い、みなさん!!

 

写真の表情のままに、あったか〜い6ページになっている。本当に誉め殺しのようだが、最終見開きに掲載されている写真もまたいいんだ。ここでは見せないから (って、実は昨日編集長が公開しているが…) ホント立ち読みでもいい、お付き合いいただきたい。そして本文の方で語っている「人が人にやさしくすることが大事」で始まるノッポさんらしい、そして昭和9年生まれの先輩らしい言葉の数々で記事は終了する。

 

87歳にしてカメラの前でこの表情が見せられるのだ。今の暮らしをしている僕が87歳まで生きるというのはちょっとターゲットしにくいものの、気持ちの中にはしっかりとインプットされた。ねっ、みなさんも共有しましょ。大げさな言い方だけど、60歳って実は人生の大いなるスタートなんじゃないかな。そんな風に思えてきた今日この頃である。還暦上等!!
 

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