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2010 年 2 月 の記事一覧

ボヘミアン・ラプソディを猛練習。

2010 年 2 月 18 日 編集長 コメント募集中

少しずつ日本のフォークや歌謡曲のレパートリーを増やしていった。
加えて“スモーク・オン・ザ・ウォーター”のリフはマスターした。
ギターを触ったことがある人ならわかるでしょう?
あれってギターを持ったその日から弾けるよね。
でもソロを弾けるようになるまでは、遠い道のりであった。
smoke_on_the_water

ソロでとにかく努力したのは
やっぱりクイーンの“ボヘミアン・ラプソディ”だった。
ボヘミアンラプソディ

それと同じ歳のヤツが弾いていたのだからきっとできると
“ハイウェイ・スター”にも挑戦した。
ハイウェイスター
ギターを買った楽器屋で譜面を立ち読みして覚えて、
少しずつ耳でもコピーして完成に近づけていった。
1日1小節とか、場所によっては1週間かかって1小節とか、
そんなペースだったが、楽しくて楽しくてギターを弾くために生きている、
そんな毎日だった。


夜9時を過ぎると、ブリッジの前にタオルを挟み
音が出ないようにして弾いた。
1日5時間は当たり前で、
グングンと上達していき、アコギの太い弦で2曲をマスターしたのだ。
買ってくれた親父に披露すると、ずいぶんと喜んでくれた。

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なぜに、さだまさし?

2010 年 2 月 17 日 編集長 コメント募集中


ギターを買ってくれるといった親父。
親父は小学生の低学年の頃から
俺にクラシック音楽を聴かせた。
俺もわりとはまり、ピアノを習いたいとお願いしたことがあったほどだ。
だがそのときは、長屋でピアノは無理だと言われあきらめた。
なのになぜ今回大丈夫だったのだろうか。


この日まで知らなかったことだが
親父もギターを習っていたことがあり、
音楽を奏でることのすばらしさをよく理解していたのだ。
それと、うるさいとかガチャガチャ音楽とか言いながらも、
ロックに夢中になっている息子の毎日を理解していたのだと思う。


こうして俺はギターを手に入れることに成功した。
その日から猛特訓が始まった。
古本屋で明星や平凡のおまけで付いている歌本を、10円とか20円とかで買ってきた。
「始めはコードを覚えた方がいい。それにはなんでもいいから曲を弾くのがいい」
先の友人からのアドバイスだ。
そして、今に続く音楽人生の記念すべき「いっとー最初に弾けた曲」は、
さだまさしの“天まで届け”だった(爆笑)。

天までとどけ

キーはDでコードは4つ。
Fのような人差し指で6本抑えるコードや難しいコードがなかったことが、
この記念すべき1曲目になった理由だ。
弾けたことのうれしさは大きかったが、
早くロックが弾きたいと思ったことも記憶している。

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リッチー・ブラックモア先生。

2010 年 2 月 16 日 編集長 コメント募集中

友人の家で新たなロックを知り、ギターと出会った俺は
ロックならなんでも聴くようになった。
なんてったってギタリストとして音楽を作ることが夢なのだからと
ロックの知識を得ることにどん欲になった。
とくにあの日聴かせてもらったリッチー・ブラックモアは、
先輩や友人、ラジオを徹底的にチェックしていきライブラリーに加えていった。


1日でも早くギターを買うために、
レコードを買うのはしばらく封印だ。
だったらレコードを買わなければよかったと思うが、
買っていなかったらギターとの出会いもなかったのだと、
どうどうめぐりの想いがあった。


大好きなクイーンも、以前よりギターソロに注目するようになった。
その意味でも“ボヘミアン・ラプソディ”は名曲だったが
ギターだけをとったらブライアン・メイより
リッチー・ブラックモアの方が魅力的に感じるようになっていった。
“スモーク・オン・ザ・ウォーター”や“タマホーム”じゃない“バーン”も、
そのギターソロやリフの虜になったのだった。

早くギターが欲しい。
中1の三学期のことだった。
ある日、思いきって親父にねだってみた。
「いくらするんだ」
「13,500円」
それはヤマハのアコースティックギターで
地元のレコード屋は楽器店もかねていて調査済みだった。
「楽器を弾くのはいいことだし、それくらいならいいだろう」
親父の言葉が信じられない俺だった。

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これがロックか!

2010 年 2 月 15 日 編集長 コメント 2 件

友人宅を訪れ、彼の弾くギターに驚愕した俺。
彼は続けてレコードを聴かせた。
ジミヘンにディープ・バープルはもちろん、クリームなんかもかけた。
「ブルースっぽいのがいいんだよ。それにクイーンなんかより全然ギターの音が太いだろ」
これがロックなんだなと再認識したり
ヤツの言うブルースっぽいというのをなんとなく言葉のまま丸飲みにしたり
とにかく人生最大のカルチャーショックだったといえる。


「俺にも弾けるようになるかな」
「そんなに難しいもんじゃないよ」
「よーし、小遣いを貯めて買うよ」
「エレキは高いからアコギでもいいと思うよ。新品でも1万ちょっとであるから」
「ウクレレなら家にあるんだけど、なんかの足しになるかな」
「うん、指が動くようになるからやった方がいいよ。俺もやったし」
と、なぜかウクレレも弾けるヤツに感心しきりだった。
そして、ウクレレの教本を貸してくれたのだ。
「ありがとう」


急いで家に帰ると、ホコリだらけのウクレレを取り出し
教則本に向かって練習を始めた。
クイーンの熱はまったく冷めなかったが
加えてロックの幅広さを知った1日だった。
それともっとも大きな収穫は
俺も音楽をつくれるかも知れないという可能性を知ったことだ。
クイーンのようなヒーローになれるかも知れない。
それは、仮面ライダーやドリフターズの一員になるという
かつて見た夢と同じカタチとなったのだ。


この日からヒーローが極端に多くなっていく。

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  1. 2010 年 2 月 15 日 19:31

    アコギ、、、
    こういう呼び方が一般的になったのは、いつの頃からなんでしょうか。
    私は、あぁいうギターのことは、ずっとフォークギターというんだと思っていました。
    あこがれのギター「Martin」もそうです。
    よく「マーティン」という表記を見ますが、「マーチンでしょ!」みたいな。

  2. 編集部員
    編集長

    確かに、当時はアコギなんていい方していませんでした(反省)。
    そうです、マーチンです。

    それと先日こんなことがありました。
    オーディオコーナーの店員さんと話していたら、
    デンオンじゃなくデノンと呼ぶのですよ。
    どうですかね? 昭和40年男のみなさん?

ギターとの出会い。

2010 年 2 月 14 日 編集長 コメント募集中


「クイーンなんてクズだよ」
そう言い放ったクラスメイトが
ホントのロックを聴かせてくれると言う。
ある日の放課後、彼の家をたずねた。


こいつには兄さんがいる。
これまでも何度か書いてきたが、
多くの兄姉がいるヤツをうらやましく思うことがあった。
が、この日はもう決定的だった。


レコード盤がステレオの周りに山積みになっている。
俺はこのとき3枚しか持っていなかったのに。
(『オペラ座の夜』に続きロッド・スチュワートの『スーパースターはブロンドがお好き』を購入していた。なんだかミーハーだな)
「全部兄貴のだよ」
くぅーっ、うらやましい。


レコードを聴く前に「ちょっと見てろよ」と
ぬぁんとギターを持ち出した。
「兄貴のだけどな」
くぅーっ、うらやましい。
彼はアンプにディストーションをかましてつないだ。
「なにその箱?」
「ディストーションっていって、音を歪ませるんだよ」
「???」

アンプにつないでクリーンな音でチューニングして、ディストーションをオン。
そしてヤツがまず弾いたのがジミ・ヘンドリックスの“パープル・ヘイズ”だった。
背中に電気が走るとはこのことだな。
続けてディープパープルの“ハイウェイ・スター”のソロを弾いた。
ぬぁんなんじゃー、このカッチョイイ世界はー!!
もうただただ驚愕の出来事が目の前で起こっている。
同じ歳のヤツがロックしている。

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オピニオンリーダーになれなくて。

2010 年 2 月 13 日 編集長 コメント募集中

こうして、俺にとって新たなヒーローとなったクイーン。
相当な知識をつけた冬休みを終えて、
三学期を迎えるクラスに俺は自信を持って乗り込んだ。
なぜならオピニオンリーダーになれるはずだと思ったし、
みんなをクイーンファンにして毎日語り合いたかったのだ。


ところが、そうした布教活動(?)を始めてみると、
それまで思っていた以上に洋楽を聴いている人間が多かった。
彼らに圧倒的な人気を誇ったのがビートルズである。
「クイーン? 知らないね。洋楽ならビートルズだよ」
当然、俺も何曲かは知っていたが、
あまりの人気ぶりに日ごとにアンチになっていた。


そんなころ決定的な事件が起きた。
崩壊していた音楽の授業で、
先生が今日の授業はビートルズ鑑賞にしようとテープをかけたのだった。
完全崩壊でサイコーだった授業が一変してみな席について聴いた。
俺は
「こんなのロックじゃねぇ」
と心の中で叫び、後に考えるとなんと愚かなことか、
この日を境に完全なアンチビートルズになってしまった。

あまりにも有名なこの曲が、崩壊授業を立ち直らせたのだ

あまりにも有名なこの曲が、崩壊授業を立ち直らせたのだ




それ以来、俺はますます熱心にクイーンの布教活動を続けた。
洋楽に染まっていないヤツを見つけては家に呼び、
レコードをかけて聴かせた。
数人は興味を示したものの
俺のようにはまっていくヤツはほとんどいない。
こんなにすばらしいものがなぜ流行らないのだろうと
疑問に思いながら、それでも努力を続けた。


結局、そのうち数人が認知してはくれたものの
買ってまで聴いてくれるに至ったのは1人だった。
まっ、レコード自体が高額商品だったからねえ。

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新たなヒーローとなったクイーン。

2010 年 2 月 12 日 編集長 コメント募集中


ところが、退屈をガマンして何度も聴き込んでいくとあら不思議。
『ジャズ』はだんだんと飽きてくるのに対し
『オペラ座の夜』にはどんどん引き込まれていったのだ。
作品の評価が逆転するのに10日とかからなかったと思う。
それにしても毎日2枚を真剣に聴き込んでいたのだから
すごいよね。


初めて聴いた日にはイメージが合わなかった曲たちも、
1枚の完成度には不可欠に思えてきて、
またそれ以上に音楽センスの多様さも感じさせてくれた。
ナウマン象の連呼をする予言者の歌も、
そのコーラスはバージョンからの立ち上がりに震えるようになった。
そして“ボヘミアン・ラプソデイ”から“ゴット・セイヴ・ザ・クイーン”へと流れていくクロージングには、
涙さえ流すほどになった。


噛めば噛むほど味が出ることを知り
ますますクイーンにのめり込んでいった。
「メンバー4人のうちの誰が」というわけではなく
集合体として憧れた。
それまでのどんなヒーローとも違う感覚でとらえるようになったのであった。

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『オペラ座の夜』は難しい 。

2010 年 2 月 11 日 編集長 コメント募集中

前日に続いて偶然手に入ったクイーンのアルバム。
『ジャズ』もかなり気に入っていただけに
大きな期待を込めて針を落とした。


だが、A面を聴き終えて頭に浮かんだのはたくさんの「?」であった。
気に入った曲は頭の“デス・オン・トー・レッグス”と“39”くらい。
それも印象は弱く、“うつろな日曜日”や“シーサイド・ランデブー”に至っては
それまで描いていたロックのイメージを粉砕するものだった。


そんなショックを抱えたままB面に針を落とすと
これまた一発目から難解(“ナウマン像”の繰り返し)から退屈してしまい
A面同様、ロックイメージ粉砕テイストを持つ“グッド・カンパニー”にやられ、
最高傑作といわれた“ボヘミアン・ラプソディ”の♪ままぁ~♪は
『人間の証明』のテーマ曲だし、
ライナーノーツで大貫さんが印象的に書いていた
ラストの“ゴット・セイヴ・ザ・クイーン”も退屈で、
なにもいい印象を持たずに1枚を聴き終えたのだった。


「うーん。???」


この夜は後悔の方が大きかった。
せっかく買ってもらったのに、大失敗だった。

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編集の現場便り。

2010 年 2 月 10 日 編集長 コメント募集中

自分のヒーロー観を毎日ブツブツと綴っているが、
実は編集の現場は大変なことになっている。
〆切へと向かっていく毎日は熾烈を極め、
毎日あっちこっちに出かけていき、
フラフラになりながらも前へと一歩を踏みしめている。
そんな現場便りを織り交ぜていこうと思う。


さて本日は、神奈川県の葉山にドライブさ。
車はすてきなツーシーターでルンルン気分…、なわけあるはずない。
葉山在住の平凡パンチ元敏腕編集者に原稿依頼に出かけたのだ。
平凡パンチは俺たち昭和40年男にとって、大きな存在である。
その編集者に当時を振り返ってもらい、おもしろい1ページを作ってもらえないかと、
副編集長の小笠原と2人そろってヤツの自慢の愛車に乗り込み依頼に出かけたのだ。
ツーシーターに男2人って、見る人が見たらきっと疑うだろうな。
しかも葉山だよ。
あー、切ない。


でもね、仕事としてはおもしろいもの。
自分の企画を先輩に伝え、意見を聞き入れながら
よりおもしろいものへと昇華させていくという作業なのだから。


彼はもう9年前に定年退職して、現在は悠々自適な日々を送っている。
そこに仕事をねじ込もうとしたら「別のイキのいいヤツを紹介するよ」とのこと。
もちろんその紹介はありがたいが、俺はどうしても氏に書いてもらいたい。
紹介を受ける前に昼飯でもご一緒しましょうと偽り、
なんとか原稿を依頼するぞとの決意で自宅を訪ねた。
すてきな自宅リビングに通されお茶をいただきながらしばし談笑。
じゃあご飯にしましょうと向かったのは葉山マリーナだ。
まったく似合わない俺たち2人は、
海にヨットがわんさか浮かぶ窓越しを眺めながら食事をした。


いやねぇ、ランチタイムだというのにワインなんか飲んでらっしゃるご家族や
「いつものお席でよろしいでしょうか?」
なんて席へと案内されているすてきなおじさまとか、
いやー、まさに別世界だよ。
食事が済み、突如として本題を切り出した。

「というわけで1ページ連載お願いします」

出たーっ、トートツ大作戦! 
どこにもつながっていない“というわけで”攻撃ーっ!!!
とまどう氏をたたみかける俺は約4半世紀分年下の若造だ。


連載を持つというのは、やはり重たいものだ。
それを重々承知で押し問答を続け、
なんとか首を縦に振っていただいた。


ミッションを成功させ、さて帰るかと再びツーシーターに収まった2人だ。
「すごいオシでしたね」と小笠原。
「パワーだね」と、得意げな俺。
こうして昭和40年男は、よりパワーアップしていくのさ。
乞うご期待。

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サンシャイン60で“オペラ座の夜”

2010 年 2 月 9 日 編集長 コメント募集中

クイーンの『ジャズ』を手に入れた中1の冬休みである1月5日。
その翌日の1月6日も、生涯忘れられない日になった。
ふらっと遊びに来た叔父が
「去年できたサンシャインとやらを見に行こう」
と俺を誘い出した。


昭和40年男なら鮮明な記憶だろう。
60階建てのビルは話題をかっさらっていったよね。
そしてここには、前日俺が買った地元荒川区にあるレコード店の
店舗面積で3倍はあるだろうという大型店があり、
ちょっと見たいと付き合ってもらった。


すごい量のレコードに興奮する俺。
クイーンもファーストから全部あり、眺めてはため息をついていた。
するとそこに天使が光臨した。
さっきのレストランでビールなんか呑んじゃって
ほろ酔い気分の叔父だ。
「なんか1枚買ってやろうか?」
「?」
一瞬、なにがなんだか信じられないくらいのうれしい言葉にも、
一応遠慮などしてみる中1の俺だった。
このままいつまでも眺められているのなら、
1枚買ってやったほうがいいと判断したのかも知れない。
とにかくめでたいことに1枚買ってもらうこととなった。


ここでの俺は、おもしろい判断をした。
昨日までノミネートしていた欲しいレコードリストからでなく、
買ってもらうのなら少し冒険したいと思ったのだ。
前日以来『ジャズ』を聴き込んでいたことでクイーンにグッと寄っていた。
そしてその中でも名作と誉れ高い『オペラ座の夜』を選択したのだった。

思いがけず手に入れたクイーンの『オペラ座の夜』

思いがけず手に入れたクイーンの『オペラ座の夜』





きっと自分の金ならもっと安全な買い物をしただろう。
安全?
この時点では、大好きな曲が入っていることだ。
エアチェックでカセットに収められているものの、キチンと所有したい曲の存在だ。
だが『オペラ座の夜』には1曲も知っている曲がなかった。
うーん、叔父のおかげで一世一代(それほどか?)の冒険をしたのだ。


ニコニコ顔で抱きしめる。
こうなると少しでも早く帰って聴きたいが、
買ってもらった叔父の行動に付き合うのがエチケットである。
が、うれしい気持ちと焦る気持ちが交錯し
もうサンシャイン60にはなんのときめきもなくなり、
名作への期待ばかりが膨らんでいくのであった。

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