用意していたさまざまな質問に加えて一つ聞きたいことがあった。
「昔、よくビールを抜くのに栓抜きでコンコン叩いてましたよね。
あれはどういう意味なんですか?」
「うーん…、たぶん、意味はないと思います」
ガーン!
昔といったが実は今もやっていたりする、
昭和40年男なのさ。
取材全般、非常に丁寧に対応していただき、
帰りには玄関まで見送ってくれた。
こちらももう一度振り返り、頭を下げた。
取材もさることながら、
こうした誠意の交換は気持ちいいものだ。
つぎの現場(バイク)へと、
気分よく颯爽と向かうのであった。
余談ながら、
キリンビールから出ているブランドで一番好きなのが
ハートランドで、今も特別な日に買ってきたりする。
緑の瓶がかっこよくて、昼間から呑むのにはサイコーっす。

8月19日、順調に取材を重ねる
スーパー編集長(ちょっとウソ)の俺だ。
家呑みへの招待状という企画で、
ビールを美味く呑む方法をレクチャーするページを作ろうということになり、
だったらやっぱりキリンだろということで取材を申し込むと
快くOKということで出かけてきた。
ずいぶんと若い頃からののんべえである俺にとって、
キリンビールさんを取材するというのは感慨深い。
ビールを呑みはじめた頃は
今ほどのラインナップはなかった。
アサヒからスーパードライが出て以降、
新商品の投入が激しくなったという印象で、
それ以前はおとなしいものだった。
キリンラガーが絶対的な存在で、
ビール論評はつねにキリンラガーを基準にしていた。
そんなスタンダードな存在だった。
これ昭和40年男にとっては、たぶん共通の話だよね。

順序はメチャメチャになるが、
本日無事に編集作業が終了したので、記念に生放送しましょう。
またタイムマシーンに乗って過去の楽しい日記に戻します。
つうことで長かった、本当に長かったよ。
本日、10月21日未明を持ってすべての原稿を書き上げ、
あとわずかなチェックを残して終了となる。
発売日を途中で延期したのにもかかわらず、
この進行になってしまったのは
俺のダメダメなところだけど、とにかくさっき書き終えた。
酒好きの俺が酒の味を忘れそうだ。
とくに今日はバイクの方の仕事で、
東京モーターショーのプレスデーだったので、
6時をすぎると4本もお誘いの電話もらった。
夜中の3時をまわった今、
まだ呑っているからというお誘いメールが入るのだから、なんて元気なヤツらだ。
「まだまだチェックが残ってますのでごめんなさい」と、返信。
手前味噌な話だが、スタッフのおかげでここまで来た。
みんな苦しんでいたのはよ~くわかっている。
俺も、スタッフ全員にとっても、未知の領域なのだから。
そのなかで踏ん張って、
なんとか少しずつ前に進んで今日をむかえたのはホント、
フルマラソンを走り終えたようなもの。
みんなを抱きしめてやりたいが、
俺が終わったときにはもう全員床で寝てた。
直接関与していないスタッフにも、
この本のせいでずいぶんと迷惑をかけ、
相当のしわ寄せがいっている。
そんなみんなに、感謝感謝の気持ちだよ。
今、まだ刷り上がっていない本だが、
手応えは感じている。
売れる売れないというのは
お客さんが決めることなのでわからないが、
いいか悪いかということでいったら、
間違いなくいい方にジャッジできる。
もちろん、反省点はたくさんあるが、
自分のことながらよく頑張ったと言ってやろう。
さあ、みなさん。
10月29日は書店へGo!!
置いていなかったら必ず注文してくださいね。
今回の闘いは
広く一般的な“何か”を求めている同世代のために
その“何か”をセンスよく的確にチョイスして、
有益な情報に加工しなければならない。
これは本当に大変だけど実におもしろい。
でもね、ここでちょっと問題がある。
13歳で本格的にロックに目覚めて、
プロになろうと決めてしまった15歳くらいから、
ほとんどの時間を練習とバイトに使っていたから、
一番多感なときのトレンドにものすごく疎い。
とくに芸能やカルチャーというところが薄くて、
この辺の企画はかなり手探りで周囲の人間に力をもらった。
持つべきものは友ですなあ。
そして今回の本が始まると、
きっとタメ年のヤツとの付き合いがガンガン増えるだろうから、
友達もどんどん増えるだろうな。
それにしても、この無謀な挑戦はたまらないねぇ。
毎日ワクワクドキドキだよ。

わが社の専門誌たち
これまでバイク雑誌をたくさんと
音楽雑誌ひとつを立ち上げてきた。
双方ともいうなれば専門誌ということになる。
たとえばバイク雑誌は
書店の立派なコーナーで
バイク好きな人が来てくれるのを待ち、
その人にとって欲しい情報が
丁寧にかつたくさん入っているとレジに運んでくれ、
“やったね”ということになる。
ところがなんつったって
今回は一般誌だ(イマイチこの呼び方おかしいとは思うが)。
昭和40年男とターゲットを狭めてはいるが、
表現に落とし込むと実に広い。
縛り付けるものがなんにもないのだ。
そうですよね。
ここを読んでくれている昭和40年男、
およびその近辺の方々にとって
おもしろい本をつくるわけだから。
サーフィン、ギター、バイク、車、映画、音楽、カルチャーetcと、
俺たちが熱くなったものはいくらでもある。
この段階では、
タイトルの候補とか企画の雰囲気とか
キーワードもメモ書きしていくのが、俺流のやり方だ。
今回はこのブログにお付き合いいただいている
心優しき皆様のために
この俺の才能(そんなのないだろが)が
すべて詰まった台割を公開しちゃいます。
おーっ、パチパチ。
これがー、
8月17日に作ったー、
3発目のー、
台割でーす。
ジャジャン!!
雑誌づくりの現場でもっとも使われる単語かも知れないな。
「まだできていないの、台割?」
「台割もないのに作業できませんよ」
これは編集長いじめの実用例。
「ちゃんと台割見ろよ、前後もよく考えてさっ」
これはクリエイティブマインドを全開にした実用例。
これ、正確には台割表というと思うが、
要は本の設計図のことだ。
何ページ目にどんな企画が何ページ続くという
計画を書き込んでいくものだね。
今回の創刊はラフながらも台割を組むのが早かった。
一発目が7月10日だからね。
それだけ今回の挑戦にビビっているということでもある。
そんなチキンな俺ができることは、
とにかく台割を早くどんどん完成型に近づけること。
手帳にも「台割!」の文字がちょくちょく書き込まれていく。
世間は夏休みに突入した。
だが40年男は思う。
夏休みとは
7月20日に通信簿をもらって始まり、
8月31日の夏休みの宿題を追い回して
はじめて夏休みと呼ぶのだ。
社会に出てからというもの、
ほとんど夏休みというヤツを体験していないことの
負け惜しみに聞こえるかも知れないが、
たかだか9連休ごとき。
んなモンは夏休みじゃねえー。
ほら見ろ、高速道路は渋滞じゃないか…。
と、取材に向かう東名高速で吠えている俺の思考は、
ずいぶんと壊れかけていることはいうまでもない。
しかもこの取材は、我が社得意のバイク雑誌のためである。
兼務に兼務を重ねて、
零細企業トップは今日も走り回る。
でもね、これらがあるから
次々と創刊のパワーが生まれてくるのは間違いない。
少なくとも、現場にいられることは、
ジャンルはどうあれ編集者マインドがガリガリ動くものね。
いっこうに動かないクルマの中で、
そんなことを考えているのだった。
そしてまたひとつ、大きな夢を自分の中に加えた。
7月20日から8月31日まで、夏休みを取ることじゃー!!
その日が来るまで、
一般社会人が取るような
こぢんまりとした夏休みなんかいらないのさっ。
「ウイスキーの企画で撮影するんですが、
現場でちょっとしたアドバイスいただけませんか」と私。
「別にいいけど、いつ、どこで?」と学生時代の先輩。
「エ~、急ですが…、明日ご自宅なんて、どお?」
「明日やるのはかまわないけど、子どもがいるからウチはダメだな。
カラオケボックスとかでいいじゃん」
「了解。じゃあ、明日21時に待ち合わせで」
前日の昼間にそんなやり取りがあり、
久ぶりに高校時代の先輩にあった。
今は別の仕事に就いているが、
20年近くのバーテンダー経験がある。
撮影時にフォトジェニックな氷(?)を作ってもらったり、
飲み方とグラスに合ったウイスキーの注ぐ量。
うまく飲むちょっとしたポイントなどいろいろ聞けた。
(誌面に反映させます! 乞うご期待)
実に心強いし、気心も知れている。
お願いしてホントよかった。
でも狭いカラオケボックスに
『昭和40年男』ならぬ『昭和40年代男』が2人。
別に意識する必要などないとは思いつつ、
店員さんの目が少し怪しかった気がする。
少し恥ずかしかった…。
◆編集部員:高橋
経済成長の鈍化を尻目に、体重だけは年々右肩上がりの成長を見せるもうすぐ37歳。肥大し続ける理由の一端だとわかってはいても、いまだ締めの一杯を欠かせない。
8月8日、夕方。
日比谷野音でビールを呑んでいる。
そんな余裕あるのかと
自分で自分につっこみながらも、彼の登場を待っていた。
出版に限らず、表現とはアウトプットの連続である。
その源泉となるエネルギーをインプットしていかないと
枯渇するのは当然のこと。
だが、時間はできる限り仕事につぎ込みたい。
このせめぎ合いが、いつも課題となってのしかかってくるのだ。
たとえば、つまらない映画に2時間使うとすごく後悔する。
愚痴とか悪口いってるヤツと呑むと、もっともっと後悔する。
上質なインプットタイムを求めて吟味しながら、
ひとりの時間を過ごしたり、
こうしてライヴに出かけるのはとても重要なことだ。
と、無理くり自分に言い聞かせている気がしなくもないが。
特上のライヴは2時間たっぷりで、
ものすごく元気をもらったよ。
“マイナスを脱ぎ捨てる 新しい朝を迎えるために”
涙でシオンが見えないよ。
だってそれ、俺に向けて歌ってくれてるでしょ。
と、どこまでもおバカな昭和40年男なのさ。