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2009 年 9 月 の記事一覧

第3話 雑誌ってヤツは。(3)

2009 年 9 月 20 日 編集長 コメント募集中

これまで何冊もの雑誌を立ち上げてきたが、
その経験から立ち上げの激務を知り尽くしている。
体力的につらいのはまだしも、精神的にかなりやられる。

“涙が出ちゃう”くらいのあの日々を送るのかと思うと、
どうしても二の足を踏んでしまう。
それでなくても日々激務に追い回されているのは、
おそらくタメ年諸君ならわかってもらえるだろう。

立ち上げるということは、現状の激務に仕事を上積みすることにもなるから、
そりゃあ二の足どころかできればやりたくないというのも本心である。

逃げ腰で弱虫の俺、Aクンが言う。
「外したらどうすんだよ。しかもこの出版不況だよ」
とか、
「もう若くないんだからさっ、あの激務はホント死ぬよ」
とか、次から次へと俺をラクな方に引っ張ってくれる、ある意味いいヤツでもあるな。

一方、自分がおもしろいと思ったアイデアは
なんとしても具現化したいと燃える、アクティブなBクンもいる。
メラメラメラ。
メラメラ。
メラメラメラ。
Bクンは熱いぜ。

07年の秋から始まったAクン対Bクンの闘いに、
やっとこさ終止符をつけたのは
お正月というシチュエーションであった。
2009年元旦、寝坊してちょっと高く上がってしまった初日に
「今年こそやったるぜー」
と誓うBクンにAクンはつぶやくのだった。
「やれやれ、雑誌ってヤツは」
そう、AクンBクンに共通しているのは、雑誌が大好きなことだ。

さまざまな仕事との兼ね合いをすり合わせ、
10月に発行することを決定できたときには、
さわやかな5月の風が吹いていた。

このコーナーでは
創刊へ向けて進行している現在と過去を交えながら、
日々の苦悩と喜びを綴っていこうと思う。

第2話 雑誌ってヤツは。(2)

2009 年 9 月 19 日 編集長 コメント募集中

新しい雑誌を創りたい。

約15年前に、バイク雑誌の創刊に
スタッフ(たいした役回りではなかったが)として関わって以来、
いつも意識の中心にある気持ちのひとつだ。
アイデアはちょくちょくと浮かぶ。
そのたびにまずは興奮する。
だが、あれこれシミュレーションしてみると
やがて興奮は冷めていくというのがほとんどで、
これまでのボツ企画は100を軽~く超え、
発行までに至ったのはほんの数点である。

だが今回は、ビシッとはまった。
「俺、読みたい」
こんなきわめて単純明快な理由で全国誌を発刊できるのだから、
ある意味幸せである。
加えて、自分の生まれ育った年代を誇る気持ちが強いこと。
さらに決め手は、自分のタメ年連中が元気であること。
うん、きっといけると何度も言い聞かせながら企画を熟成させていった。
アイデア自体がポッと浮かんだのはもう2年前になる。

ずいぶんと長いことあたためてきたなあ。

第1話 雑誌ってヤツは。(1)

2009 年 9 月 18 日 編集長 コメント募集中

「おもしろいんじゃない、昭和40年代って」
今回の創刊にあたり何度も繰り広げられた会話だ。
「いえ、40年生まれ限定なんですよ」
「えっ?」
「昭和40年“代”ではなくて“40年限定”なんです」


しばらくの間をおいて、
「なんで40年限定なんですか?」


同じく、しばしの間をおいて。
「私がそうだからです」
「…」
そしてたいがい、ここで笑いが取れるのだ。