昭和40年男のたわごと~創刊へのカウントダウン

雑誌創刊とは? 睡眠時間が極端に減り、ストレスで腹が減るから食いまくって太るという、恐ろしい仕事である。頭のなかでいつもうごめいていて、夜な夜な夢にうなされたりする。でもなぜか、ワクワクしちゃう自分がいたりもする。昭和40年男である編集長が、そんな第1号創刊への日々を振り返り、赤裸々にセルフレポートするこのコーナー。さあ、どうぞみなさん、笑ってやってください。

第37話 仮面ライダー1号 ~取材を終えて~

2009 年 10 月 28 日 編集長 コメント募集中

荒野のサムライ 武士道入門

藤岡弘、さんのインタビュー後、久しぶりの酒を呑んだ。
その席で俺は「今日俺は心の師と会った」と
何度も繰り返していた。
自分が60歳を迎えたときに、
どこまで彼に追いついているか。
そんな長いスパンでの生きるテーマをいただいた気がした。


前に、ここには書かないことにしたけど、
せっかくこのコーナーにお付き合いいただいている方々のために、
数多くの響いた言葉のなかの1つだけ公表しよう。
パチパチパチ。


「言い訳をせず、武士はただ黙って前進する。
行動と実績と結果で見せてゆく。
これがサムライの生き様」


すごいよね。
この現代にこれだけの言葉を
“偽りなく”言えるのだから。
俺はサムライを目指して生きていくことにしたのさ。


昭和40年生まれの男で、
このインタビューを全文読んで心が少しも動かなかったら
もうダメだよ。
そう言い切れる。
30代の前半のヤツはわからなくてもけっこう。
こう言い切れるほど、大人の男向けの重い言葉の数々だ。


くどいが、乞うご期待。

第36話 仮面ライダーになった男。(3)

2009 年 10 月 27 日 編集長 コメント募集中

 
1回目。
高知県に坂本龍馬記念館を作るために尽力した
橋本さんという御仁がいる。
龍馬の恰好をして寄付金集めに奔走するも全然ダメで、
死のうと決心したとき奥さんは置いて
子供だけを舟に乗せて沖に出たという話で、ツーッ。


龍馬

2回目。
かつて日本中を虜にしたレーサー平忠彦さんのインタビュー中のこと。
「なんで引退を決意したんですか?」
「狙った走行ラインを走るって、
刃物の上を寸分の狂いもなく走るっていうイメージなんですよ。
でもこの日、狂ったんです」
なんか心がもろに食らったかんじで、不思議だったな。
感動とか悲しいとかって判断する前の、反射神経涙だな。
ツーッ。


平忠彦

ええ、泣き虫ですよ。
でも今回の藤岡さんの話はね、普通泣くよ。
インタビュー記事を読んだら、
ははあ、あいつここで泣いたんだなぁと笑ってやってください。


「あのさあ、超ロングインタビューにしたいなあ」と印南。
「そうだね、しかも特集のド頭だね」


とにかくこの日の内容は、
俺がイメージする雑誌としての「昭和40年男」にピッタリだった。
本の方向性を強く確信したインタビューでもあった。
この日から藤岡弘、さんを俺は心の師と呼んでいる。


いやあ、よかったよー。
本誌を乞うご期待!!

第35話 仮面ライダーになった男。(2)

2009 年 10 月 26 日 編集長 コメント募集中

 
インタビューが始まるともう話が止まらない(笑)。
インタビュアーがいらないくらいの独壇場になった。
次から次へと男の心の奥底に響く言葉が届けられる。
ベースにあるのは武士道で、心が強くて優しさがあふれていて、
ああ、書きたいけど本誌でたっぷり読んでください。
うーっ、書きたい。


2時間半にもおよぶ取材を終えて大満足な俺。
ライターで相方の印南もカメラマンの敏也さんも大感激だ。
「すごいインタビューだったよね」
「感動したよ、俺泣いたモン」


そう、脱線するが、
これまで取材で過去に2回だけ(も)泣いたことがある。
その解説をしておこう。
愛こそすべて 合掌

第34話 仮面ライダーになった男。(1)

2009 年 10 月 25 日 編集長 コメント募集中


8月25日。
この日は今後の人生にとっても、重要な1日になったと感謝している。
藤岡弘、さんのインタビューだ。


ずっと候補にあげていただけあって、緊張もする。
他の3人の取材メンバーとも同様、仮面ライダーには思い入れがあるから。
藤岡さんの事務所の取材ルームに通され、しばらく待っていると
事務所の方が
「ちょっと遅れていまして申し訳ありません。これを見ていてください」
と、ビデオをまわし始めた。
藤岡さんがいかにすごいかという画像は、
驚きの連続でさまざまな武術を実践しているものだった。
「すげー」を繰り返すだけの一同。


ここでちょっと念のため。
プロとはいえ緊張はします。
とくに憧れた方だとそうです。


かれこれ1時間近くコーヒー飲みながら待っていた。
そろそろ来てもいいんじゃないというところに
あらわれたその人の名は、本郷猛って感じよ。
うーっ、カッチョイイ。
腕が俺の3本分くらいある。
胸が俺の2枚分ある。
スゲー、20歳も年上なのにダメダメだな、俺ったら。


藤岡弘、

photo_Toshiya Suzuki

第33話 元気ハツラツ、オロナミンC 。(2)

2009 年 10 月 24 日 編集長 コメント募集中

今回取材して、あらためて高嶺の花であったことを再確認した。
なんと、昭和40年の発売からずっと100円
(消費税の影響で110円にはなったが)で変わらないとのこと。
それは高いよ。
価格だけじゃなく…。

これ以上書くと、
本誌がおもしろくなるからやめておくけど、
変わらないことってすごいよね。
だって俺たちとタメ年だよ。
キャッチコピーもずっと変わらず、元気ハツラツだしね。
本のコンセプトと同じだから、
創刊で取り上げたのはよかったよ。

オロナミンC看板

第32話 元気ハツラツ、オロナミンC。 (1)

2009 年 10 月 23 日 編集長 コメント募集中

先週のキリンビールに続き、
今日8月24日は大塚製薬さんの取材だ。
取材対象はタメ年モノという企画で取り上げる、
オロナミンCだ。

たぶん昭和40年男にとって、
かつて高嶺の花じゃなかったかな。
少なくとも、東京荒川区の下町で電機屋を営む家では、
まずありつけることはなかった。

テレビCMから流れてくる家族で楽しんでいる映像は、
貧乏一家にはそれはまぶしい世界だったよ。
オマケに当時は玉子だの牛乳だのでカクテルときたもんだよ。

オロナミンC

第31話 キリンビールへGo!! (2)

2009 年 10 月 22 日 編集長 コメント募集中

用意していたさまざまな質問に加えて一つ聞きたいことがあった。

「昔、よくビールを抜くのに栓抜きでコンコン叩いてましたよね。
あれはどういう意味なんですか?」
「うーん…、たぶん、意味はないと思います」

ガーン!
昔といったが実は今もやっていたりする、
昭和40年男なのさ。

取材全般、非常に丁寧に対応していただき、
帰りには玄関まで見送ってくれた。
こちらももう一度振り返り、頭を下げた。
取材もさることながら、
こうした誠意の交換は気持ちいいものだ。
つぎの現場(バイク)へと、
気分よく颯爽と向かうのであった。

余談ながら、
キリンビールから出ているブランドで一番好きなのが
ハートランドで、今も特別な日に買ってきたりする。
緑の瓶がかっこよくて、昼間から呑むのにはサイコーっす。

ハートランド

第30話 キリンビールへGo!! (1)

2009 年 10 月 21 日 編集長 コメント募集中

8月19日、順調に取材を重ねる
スーパー編集長(ちょっとウソ)の俺だ。

家呑みへの招待状という企画で、
ビールを美味く呑む方法をレクチャーするページを作ろうということになり、
だったらやっぱりキリンだろということで取材を申し込むと
快くOKということで出かけてきた。
ずいぶんと若い頃からののんべえである俺にとって、
キリンビールさんを取材するというのは感慨深い。

ビールを呑みはじめた頃は
今ほどのラインナップはなかった。
アサヒからスーパードライが出て以降、
新商品の投入が激しくなったという印象で、
それ以前はおとなしいものだった。
キリンラガーが絶対的な存在で、
ビール論評はつねにキリンラガーを基準にしていた。
そんなスタンダードな存在だった。

これ昭和40年男にとっては、たぶん共通の話だよね。

キリンラガー 一番搾り

第29話 専門誌と一般誌。(2)

2009 年 10 月 20 日 編集長 コメント募集中

今回の闘いは
広く一般的な“何か”を求めている同世代のために
その“何か”をセンスよく的確にチョイスして、
有益な情報に加工しなければならない。
これは本当に大変だけど実におもしろい。


でもね、ここでちょっと問題がある。


13歳で本格的にロックに目覚めて、
プロになろうと決めてしまった15歳くらいから、
ほとんどの時間を練習とバイトに使っていたから、
一番多感なときのトレンドにものすごく疎い。
とくに芸能やカルチャーというところが薄くて、
この辺の企画はかなり手探りで周囲の人間に力をもらった。


持つべきものは友ですなあ。
そして今回の本が始まると、
きっとタメ年のヤツとの付き合いがガンガン増えるだろうから、
友達もどんどん増えるだろうな。


それにしても、この無謀な挑戦はたまらないねぇ。
毎日ワクワクドキドキだよ。

わが社の専門誌たち
わが社の専門誌たち

第28話 専門誌と一般誌。(1)

2009 年 10 月 19 日 編集長 コメント募集中


これまでバイク雑誌をたくさんと
音楽雑誌ひとつを立ち上げてきた。
双方ともいうなれば専門誌ということになる。


たとえばバイク雑誌は
書店の立派なコーナーで
バイク好きな人が来てくれるのを待ち、
その人にとって欲しい情報が
丁寧にかつたくさん入っているとレジに運んでくれ、
“やったね”ということになる。


ところがなんつったって
今回は一般誌だ(イマイチこの呼び方おかしいとは思うが)。
昭和40年男とターゲットを狭めてはいるが、
表現に落とし込むと実に広い。
縛り付けるものがなんにもないのだ。


そうですよね。
ここを読んでくれている昭和40年男、
およびその近辺の方々にとって
おもしろい本をつくるわけだから。
サーフィン、ギター、バイク、車、映画、音楽、カルチャーetcと、
俺たちが熱くなったものはいくらでもある。