第57話 また惨敗、苦手なんだよなあ。(1)
出版業界は取次(とりつぎ)と呼ばれる問屋さんによって守られている。うちのような小さな出版社も大出版社もみんなみんなお世話になっている。俺はこの取次が大の苦手である。簡単な話にすると、出版物の発行部数はここが決めるのだ。圧倒的に強い存在なのである。メジャー大手ならばいざ知らず、少なくとも我々にとっては非常に大きな力を持っている存在なのだ。普段は取次...
続きを見る睡眠が極度に減り、ストレスによる食い過ぎで太り、夜な夜なうなされる一方で、ワクワクしちゃう自分がいる。そんな創刊への日々をセルフレポート。
出版業界は取次(とりつぎ)と呼ばれる問屋さんによって守られている。うちのような小さな出版社も大出版社もみんなみんなお世話になっている。俺はこの取次が大の苦手である。簡単な話にすると、出版物の発行部数はここが決めるのだ。圧倒的に強い存在なのである。メジャー大手ならばいざ知らず、少なくとも我々にとっては非常に大きな力を持っている存在なのだ。普段は取次...
続きを見るこの男とは料理に対する姿勢がシンクロする。これまでずいぶんと料理談義に花を咲かしたものである。この打合せと称した場もトマトソースと出汁の話で盛り上がり、やがて仕事の打ち合わせからいつもの料理談義になった。そうなるとガンガン呑みが進んでいき、2人の酔っぱらいがほらでき上がり。「取材が終わったらさ、作った料理で呑もうぜ。それと今日の呑み代がギャラだな...
続きを見る知り合いの寿司職人に“家呑みへの招待状”のつまみのページを託すことにした。以前にも触れた「2大ベースで攻略する」というあの企画である。赤坂の寿司屋で知り合って以来、ずいぶんと深い付き合いをさせてもらっている。店を出すというオーナーの誘いに乗り退店し、そのオーナーが実にいい加減で話はポシャり、現在は銀座の一流店でまたイチから修行の日々を送っている。...
続きを見る果たして将来、平泉が世界遺産に登録され年がら年中観光客であふれかえって、今回のようなゆったりとした旅ができなくなったら悲しいな。でもこれは地元で生きる人にとっては、死活問題である。飲食店や物産店などの商売を営んでいる方々は、言うまでもなく人であふれた方がよい。今回の居酒屋さんで反対の意見を出していた方は、そうした生き方でないわけだし。でも、静かな...
続きを見るよーし、せっかく海のそばだから奮発しようと寿司屋に入ったらこれが最悪で、チェーン店丸出しの味も素っ気もない店だった。すべてのチェーン店が、というわけではないけれど心がまったく入っていなくて、システムばかりで勝負しているチェーン店て多いよね。まさにそんな感じの店で、とても板さんと話をする雰囲気じゃない。刺身の盛り合わせだけで、握りを1つも頼まず嫌味...
続きを見るこの本の仕事だけに集中できたらどんなにすばらしいだろう。と、愚痴のひとつもこぼしたくなる兼務ぶりなのである。ところがこれもいいように使えることもある。締め切りの恐怖に震える9月13日。イベントの仕事で岩手まで行かねばならぬ。かねてより、軽い旅の1ページものを入れたいなと思っていた。台割表にも“旅の空から”というタイトルがずいぶんと早い段階で入って...
続きを見る健康? カンタン? 和食?うーん、どれもありきたりだ。こういったときよく使う秘密の作戦をコッソリ教えちゃおう。“3大○○で攻略する”だ。○○の部分を考えるとあら不思議、いい企画になるじゃない。ビジネスシーンで日夜戦う40年男たちは、ぜひ活用してみてください。しばし考えていると… ・ ・ ・きたーっ! ソースだよ。しかもそれをベー...
続きを見る「家のみへの招待状」というひとりの休日を充実した1日にしようという企画でずっと決まらなかったのが料理だった。料理をやったことがない人でもつくれて、しかもお店以上のもの味わえるというメニューのレシピを掲載したい。当初は魅力的な10品程度をチョイスして、問題はロケだけと簡単に考えていた。だが、こういった段階で熱が入っていくとちょっと自分自身にケチをつ...
続きを見るデカイ特集ではなく、総花的につくろうとした理由にはいくつかある。まずは昭和40年の男に絞り込んだ雑誌が通用するのかどうかを試したいというところが大きい。たとえば、京都で組むとしよう。「この歳だから楽しめる京都」という切り口だ。うん、いくらでもアイデアはわいてくる。でも、京都へのひきで今回の本の売れ行きが左右されることが大きくなる。仏像でも落語でも...
続きを見る最近の成功している雑誌のトレンドとして特集がデカイということは、みなさんもご存知のとおりだ。ほとんど1冊が特集で構成されているのがソレで、仏像とか落語とか京都とかっていうアレである。昭和40年男も定期創刊が決まったらそっちでいく。ただ今回は、逆行するが総花的につくってみようとかなり早い段階から決めていた。