オピニオンリーダーになれなくて。

2010 年 2 月 13 日 編集長 コメント募集中

こうして、俺にとって新たなヒーローとなったクイーン。
相当な知識をつけた冬休みを終えて、
三学期を迎えるクラスに俺は自信を持って乗り込んだ。
なぜならオピニオンリーダーになれるはずだと思ったし、
みんなをクイーンファンにして毎日語り合いたかったのだ。


ところが、そうした布教活動(?)を始めてみると、
それまで思っていた以上に洋楽を聴いている人間が多かった。
彼らに圧倒的な人気を誇ったのがビートルズである。
「クイーン? 知らないね。洋楽ならビートルズだよ」
当然、俺も何曲かは知っていたが、
あまりの人気ぶりに日ごとにアンチになっていた。


そんなころ決定的な事件が起きた。
崩壊していた音楽の授業で、
先生が今日の授業はビートルズ鑑賞にしようとテープをかけたのだった。
完全崩壊でサイコーだった授業が一変してみな席について聴いた。
俺は
「こんなのロックじゃねぇ」
と心の中で叫び、後に考えるとなんと愚かなことか、
この日を境に完全なアンチビートルズになってしまった。

あまりにも有名なこの曲が、崩壊授業を立ち直らせたのだ

あまりにも有名なこの曲が、崩壊授業を立ち直らせたのだ




それ以来、俺はますます熱心にクイーンの布教活動を続けた。
洋楽に染まっていないヤツを見つけては家に呼び、
レコードをかけて聴かせた。
数人は興味を示したものの
俺のようにはまっていくヤツはほとんどいない。
こんなにすばらしいものがなぜ流行らないのだろうと
疑問に思いながら、それでも努力を続けた。


結局、そのうち数人が認知してはくれたものの
買ってまで聴いてくれるに至ったのは1人だった。
まっ、レコード自体が高額商品だったからねえ。

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新たなヒーローとなったクイーン。

2010 年 2 月 12 日 編集長 コメント募集中


ところが、退屈をガマンして何度も聴き込んでいくとあら不思議。
『ジャズ』はだんだんと飽きてくるのに対し
『オペラ座の夜』にはどんどん引き込まれていったのだ。
作品の評価が逆転するのに10日とかからなかったと思う。
それにしても毎日2枚を真剣に聴き込んでいたのだから
すごいよね。


初めて聴いた日にはイメージが合わなかった曲たちも、
1枚の完成度には不可欠に思えてきて、
またそれ以上に音楽センスの多様さも感じさせてくれた。
ナウマン象の連呼をする予言者の歌も、
そのコーラスはバージョンからの立ち上がりに震えるようになった。
そして“ボヘミアン・ラプソデイ”から“ゴット・セイヴ・ザ・クイーン”へと流れていくクロージングには、
涙さえ流すほどになった。


噛めば噛むほど味が出ることを知り
ますますクイーンにのめり込んでいった。
「メンバー4人のうちの誰が」というわけではなく
集合体として憧れた。
それまでのどんなヒーローとも違う感覚でとらえるようになったのであった。

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『オペラ座の夜』は難しい 。

2010 年 2 月 11 日 編集長 コメント募集中

前日に続いて偶然手に入ったクイーンのアルバム。
『ジャズ』もかなり気に入っていただけに
大きな期待を込めて針を落とした。


だが、A面を聴き終えて頭に浮かんだのはたくさんの「?」であった。
気に入った曲は頭の“デス・オン・トー・レッグス”と“39”くらい。
それも印象は弱く、“うつろな日曜日”や“シーサイド・ランデブー”に至っては
それまで描いていたロックのイメージを粉砕するものだった。


そんなショックを抱えたままB面に針を落とすと
これまた一発目から難解(“ナウマン像”の繰り返し)から退屈してしまい
A面同様、ロックイメージ粉砕テイストを持つ“グッド・カンパニー”にやられ、
最高傑作といわれた“ボヘミアン・ラプソディ”の♪ままぁ~♪は
『人間の証明』のテーマ曲だし、
ライナーノーツで大貫さんが印象的に書いていた
ラストの“ゴット・セイヴ・ザ・クイーン”も退屈で、
なにもいい印象を持たずに1枚を聴き終えたのだった。


「うーん。???」


この夜は後悔の方が大きかった。
せっかく買ってもらったのに、大失敗だった。

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編集の現場便り。

2010 年 2 月 10 日 編集長 コメント募集中

自分のヒーロー観を毎日ブツブツと綴っているが、
実は編集の現場は大変なことになっている。
〆切へと向かっていく毎日は熾烈を極め、
毎日あっちこっちに出かけていき、
フラフラになりながらも前へと一歩を踏みしめている。
そんな現場便りを織り交ぜていこうと思う。


さて本日は、神奈川県の葉山にドライブさ。
車はすてきなツーシーターでルンルン気分…、なわけあるはずない。
葉山在住の平凡パンチ元敏腕編集者に原稿依頼に出かけたのだ。
平凡パンチは俺たち昭和40年男にとって、大きな存在である。
その編集者に当時を振り返ってもらい、おもしろい1ページを作ってもらえないかと、
副編集長の小笠原と2人そろってヤツの自慢の愛車に乗り込み依頼に出かけたのだ。
ツーシーターに男2人って、見る人が見たらきっと疑うだろうな。
しかも葉山だよ。
あー、切ない。


でもね、仕事としてはおもしろいもの。
自分の企画を先輩に伝え、意見を聞き入れながら
よりおもしろいものへと昇華させていくという作業なのだから。


彼はもう9年前に定年退職して、現在は悠々自適な日々を送っている。
そこに仕事をねじ込もうとしたら「別のイキのいいヤツを紹介するよ」とのこと。
もちろんその紹介はありがたいが、俺はどうしても氏に書いてもらいたい。
紹介を受ける前に昼飯でもご一緒しましょうと偽り、
なんとか原稿を依頼するぞとの決意で自宅を訪ねた。
すてきな自宅リビングに通されお茶をいただきながらしばし談笑。
じゃあご飯にしましょうと向かったのは葉山マリーナだ。
まったく似合わない俺たち2人は、
海にヨットがわんさか浮かぶ窓越しを眺めながら食事をした。


いやねぇ、ランチタイムだというのにワインなんか飲んでらっしゃるご家族や
「いつものお席でよろしいでしょうか?」
なんて席へと案内されているすてきなおじさまとか、
いやー、まさに別世界だよ。
食事が済み、突如として本題を切り出した。

「というわけで1ページ連載お願いします」

出たーっ、トートツ大作戦! 
どこにもつながっていない“というわけで”攻撃ーっ!!!
とまどう氏をたたみかける俺は約4半世紀分年下の若造だ。


連載を持つというのは、やはり重たいものだ。
それを重々承知で押し問答を続け、
なんとか首を縦に振っていただいた。


ミッションを成功させ、さて帰るかと再びツーシーターに収まった2人だ。
「すごいオシでしたね」と小笠原。
「パワーだね」と、得意げな俺。
こうして昭和40年男は、よりパワーアップしていくのさ。
乞うご期待。

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サンシャイン60で“オペラ座の夜”

2010 年 2 月 9 日 編集長 コメント募集中

クイーンの『ジャズ』を手に入れた中1の冬休みである1月5日。
その翌日の1月6日も、生涯忘れられない日になった。
ふらっと遊びに来た叔父が
「去年できたサンシャインとやらを見に行こう」
と俺を誘い出した。


昭和40年男なら鮮明な記憶だろう。
60階建てのビルは話題をかっさらっていったよね。
そしてここには、前日俺が買った地元荒川区にあるレコード店の
店舗面積で3倍はあるだろうという大型店があり、
ちょっと見たいと付き合ってもらった。


すごい量のレコードに興奮する俺。
クイーンもファーストから全部あり、眺めてはため息をついていた。
するとそこに天使が光臨した。
さっきのレストランでビールなんか呑んじゃって
ほろ酔い気分の叔父だ。
「なんか1枚買ってやろうか?」
「?」
一瞬、なにがなんだか信じられないくらいのうれしい言葉にも、
一応遠慮などしてみる中1の俺だった。
このままいつまでも眺められているのなら、
1枚買ってやったほうがいいと判断したのかも知れない。
とにかくめでたいことに1枚買ってもらうこととなった。


ここでの俺は、おもしろい判断をした。
昨日までノミネートしていた欲しいレコードリストからでなく、
買ってもらうのなら少し冒険したいと思ったのだ。
前日以来『ジャズ』を聴き込んでいたことでクイーンにグッと寄っていた。
そしてその中でも名作と誉れ高い『オペラ座の夜』を選択したのだった。

思いがけず手に入れたクイーンの『オペラ座の夜』

思いがけず手に入れたクイーンの『オペラ座の夜』





きっと自分の金ならもっと安全な買い物をしただろう。
安全?
この時点では、大好きな曲が入っていることだ。
エアチェックでカセットに収められているものの、キチンと所有したい曲の存在だ。
だが『オペラ座の夜』には1曲も知っている曲がなかった。
うーん、叔父のおかげで一世一代(それほどか?)の冒険をしたのだ。


ニコニコ顔で抱きしめる。
こうなると少しでも早く帰って聴きたいが、
買ってもらった叔父の行動に付き合うのがエチケットである。
が、うれしい気持ちと焦る気持ちが交錯し
もうサンシャイン60にはなんのときめきもなくなり、
名作への期待ばかりが膨らんでいくのであった。

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“ムスターファ”

2010 年 2 月 8 日 編集長 コメント 2 件

1979年の冬休み、中1だった俺は
生まれて初めてLPレコードを買ったのだが、一晩明けた翌日も
前日同様、まだうれしさがたっぷりと残っていたことを記憶している。
そしてやはり前日同様、
すさまじい集中力で頭からケツまで通して聴いた。
1回目とは印象が変わって聞こえる曲や
好きな曲へと育っていく曲。その変化が楽しい。
そして、1枚を通して聴くことでクイーンのことが理解できたような気がした。


とくに1曲目の“ムスターファ”が気に入り、
何度も繰り返し聴いたのだった。
ミュージックライフでのクイーンのページを何度も読み、
そしてまた聴き込む。
「ここまで愛してもらえればLPも幸せだろう」
というほどのかわいがりぶりであった。
いやあ、今振り返ってもなんであれほどの集中力が
突如として湧いたのだろうと不思議に思える。


それまでの自分にとってのヒーローと完全に異なる存在だった。
正義の味方じゃなくて、しかも外人だ。
写真でしか見たことがないとてもとても遠い存在であるのに、
奏でられる音がグイグイと引きつけるのだ。


それまではラジオや録音したカセットからのものしかふれていなかったのに、
2,500円もの大金を出して所有したことがファンの証だと思った。
ロックというジャンルにふれているという行為が、ちょっぴり誇らしくもあった。
大人の階段を上がったんだなと。
「キッスやベイ・シティ・ローラーズは子供の聴くものさ。
この高い演奏力と音楽性を持つクイーンこそがロックなのさ」
という、はなはだしい誤解をしていた。


クラスにクイーンを真剣に聴いている者はいない。
新学期が始まれば、俺はきっとオピニオンリーダーに違いない。

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  1. Coo
    Coo
    2010 年 2 月 8 日 12:31

    こんにちは。

    私の周辺では女子はBCR、男子はKISSやエアロスミス、もっこりタイツのクィーンが好きとは
    誰にも言えない雰囲気でした。もうちょっと大人な人たちにクィーンみたいな妙なのは女子供の…
    と、今だったら言葉狩りで袋叩きにされるような評価をされていたとはつゆ知らず(笑)

    この春、AC/DCが来るんですね。中学の同級生にファンがいたなぁと懐かしく思い出しました。

  2. 編集部員
    編集長

    そうですよね、もっこりタイツはねぇ。
    でも、最初にはまってしまって。
    その辺は今後展開していきますので見守っていてください。
    今回のAC/DCは行こうか悩みましたが、
    なんだか懐かしいだけの存在に思えてしまってパスしました。

クイーンの『ジャズ』を手に入れた。ばんざ~い!

2010 年 2 月 7 日 編集長 コメント募集中

もらったお年玉で俺が初めて買おうと思ったレコードの
当初の候補は次の通りであった。

世界に捧ぐ/クイーン

世界に捧ぐ/クイーン

at 武道館/チープ・トリック

at 武道館/チープ・トリック




スーパースターはブロンドがお好き/ロッド・スチュワート

スーパースターはブロンドがお好き/ロッド・スチュワート

ストレンジャー/ビリージョエル

ストレンジャー/ビリージョエル




ダイヤトーンポップスベストテン好きで、なおかつ
ミュージックライフが情報源であることが見え見えで、
今改めてみるとちょっぴり恥ずかしい。


まっ、とにかく初めてのLPレコードの購入だ。
少ないお年玉ゆえ計画が大切である。
さんざん見直しながら立てた予算編成では
LPにかけられる予算は2枚分が精一杯。
通常の小遣いではがんばって貯めてもしばらくは無理なことはわかっている。
悩んだよー、すごく。
結局買ったのはクイーンの『ジャズ』。
チャリンコを激しくこいで家へと一直線に帰った。

JAZZ/クイーン

JAZZ/クイーン



針を落とすと中東メロディ(?)炸裂のスゴイ歌で始まり、最後まで一気に聴いた。
下町長屋で聴くのに大音量はもちろん無理だから、
ヘッドフォンをつけてヴォリュームを上げ、
意味のわからない歌詞カードを目で追いかけながら。


今もこの日のことはハッキリと覚えている。
1979年1月5日のことだった。

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洋楽熱をさらに盛り上げた『ミュージックライフ』。

2010 年 2 月 6 日 編集長 コメント募集中

ダイヤトーンポップスベストテンで洋楽に目覚めた中1の俺は、
もっともっと情報が欲しくて、本屋に行った。
するとあるじゃないか、音楽専門誌が。
子供にもそれとわかる高級な紙をふんだんに使った、ぶ厚い平綴じの豪華本。
この『ミュージックライフ』という音楽専門誌を初めて買ったのは78年の暮れのことである。
今も実家の本棚に収まっているこの雑誌と出会ったことで
また洋楽熱がグーンと高まった。


MUSIC LIFEの1978年10月号。表紙はブルース・スプリングスティーンだ

MUSIC LIFE 1978年10月号。表紙は当時29歳のブルース・スプリングスティーンだ。若い!

MUSIC LIFE 1978年11月号。表紙はヴァン・ヘイレンのデイヴ・リー・ロス。

MUSIC LIFE 1978年11月号。ヴァン・ヘイレンのボーカル、デイヴ・リー・ロスが表紙。上半身裸がトレードマーク




やがて、東京FMの『ダイヤトーンポップスベストテン』では
暮れの恒例、年間チャートの発表となった。
録音ボタンを押す手に汗を握り、全曲を録音した。
3位がビージーズの“恋のナイトフィーバー(恋のが渋いっす)”で
2位がビリー・ジョエルの“ストレンジャー”。
そして78年の年間ベストワンは、クイーンの“イッツ・レイト”となった。
5位にランキングされたのがやはりクイーンの“ウィ・アー・ザ・チャンピオン”で
なぜ1位が“イッツ・レイト”なのかと今さらながら疑問だが
そんなランキングだった。

恋のナイトフィーバーストレンジャーイッツレイト


ミュージックライフに掲載されていたクイーンのライヴ写真もかっこよく、
キッスでもベイ・シティ・ローラーズでもないところが俺を刺激した。


そして年が明けた79年の正月。
お年玉を握りしめた俺は、
暮れから何度も通っては眺めるだけだったLPレコードを買いに
レコード店へと走った。

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ダイヤトーンポップスベストテン。

2010 年 2 月 5 日 編集長 コメント 2 件

なぜこれほどすんなり洋楽に目覚めたのかはわからないが、
中1の後半から突如として夢中になった。


兄貴がいるヤツはキッスで、
姉貴がいるヤツはベイ・シティ・ローラーズといった定番洋楽を聴く友達を
かっこいいなと憧れた。

1977年にリリースされたKISS『LOVE GUN』

1977年リリース、KISS『LOVE GUN』

 
1977年にリリースされたベイ・シティ・ローラーズ『恋のゲーム』

1977年リリース、ベイ・シティ・ローラーズ『恋のゲーム』















だが、背伸びして聴かせてもらったものの全然おもしろいと思わなかった。
そんなオピニオンリーダーの1人から教えてもらったラジオ番組が
俺の人生をガラッと変えたのだ。
土曜日の午後にFM東京が放送していた、『ダイヤトーンポップスベストテン』だ。


ザ・ベストテンを夢中で見ていたオレにとって、
この番組から流れてくる音はまったく異次元のものだと感じた。
歌詞の意味がわからないというハンデはあったが、
ザ・ベストテンから流れる日本語の曲だってとくに歌詞を噛み砕いていたわけじゃない。
飛び込んでくるパッケージされた音として感じていたのだから、
英語になったところでさほど影響はなかった。


毎週のランキングをノートにつけたり、
DJのシリア・ポールが言っていることをメモに取ったり、録音して繰り返し聴きこんだり。
骨までしゃぶり尽くすというくらい、利用した。

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  1. mana
    mana
    2010 年 2 月 5 日 13:09

    私のポップスベストテン思い出の曲は
    「ビリージョエルのストレンジャー」
    西城秀樹のヤングマンを買わず
    「ビレッジピープル YMCA」だったり

  2. 編集部員
    編集長

    俺にとって想い出の曲(?)は、

    「♪ダ~~~~~イヤトーン ポップスベストテン♪
    こんにちは、シリアポールです」

    へと続くあのオープニングですね。

熱中時代。~探偵物語の亨が先生に!?~

2010 年 2 月 4 日 編集長 コメント 1 件

熱中時代3
水谷豊が先生?
んなバカな!


あの水谷豊が、というより亨が、小学校の教師を演じるという
衝撃的なビックニュースが飛び込んできたときには耳を疑った。
完全に真逆なんですよ、持っていたイメージと。
優作とショーケンに比べるとやや見劣りはしたが(失礼)、
「アーニキー」で強烈な印象を残した水谷豊は
ワルの香りとトレンドリーダーっぽさを併せ持っていて
不思議な魅力を感じていた。
俺にとってはやはりヒーローの1人だった。
なのに教師?


ところが、番組が始まるとすぐにそんな心配はぶっ飛んだ。
と同時に、変わり果てた水谷豊の姿に
役者という職業のすごさを知った気がした。
独特のなまりで、生徒と同じ目線で悩み苦しむ先生の姿と、
熱中という言葉がピッタリとはまる。


53年の10月に放送がスタートということだから中1のころで、
お笑い芸人の夢をあきらめ、刑事という第2希望にも輝きを見失いつつあった。
そこに教師という新たな希望を持たせてくれたのが、
熱中時代の北野広大先生だった。


熱中時代

そして俺は、志穂美悦子が演じた小糸先生に恋をしたのだった。
余談ながら、池中玄太80キロで坂口良子が演じた鳴山暁子にも恋をした。
うん、恋多き男じゃった。


池中玄太80キロ
※役名を「亮」→「亨」に修正しました。
ご指摘ありがとうございます。

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  1. タカ
    タカ
    2010 年 2 月 5 日 07:11

    揚げ足取りみたいですみませんが………
    水谷豊の役名は「亮」ではなくて「亨」です………。

    直らないので書かせて頂きます。