ラブ・ジ・アース ミーティングで学んだこと。

フッ、毎度のこととはいえタフな週末だったぜ。23日はここでも紹介した『ラブ・ジ・アース ミーティング』を開催した。天気に恵まれ、約800人の方々が静岡県牧之原市に集まって汗を流したのだった。いつもはしょうもないことばかり言っている僕が、ボランティアイベントのMCをこなすのは大変な神経を使う。不謹慎な発言とか気をつけないといかんてね。来てくれた方々へのでっかい感謝の気持ちも、そのまま疲れの大きさにつながるのかもしれない。それらいろんなことがドサッと重なって、〆切とはまた異なる疲れがある。

今回のステージイベントで、ゲストのトークショーからの話をひとつ紹介したい。去年の国内2輪レースのトップカテゴリーでチャンピオンを獲得して、今年も現段階でランキングトップ、さらに今年の鈴鹿8時間耐久レースでも見事優勝した、秋吉選手の話である。
「50%の力で走ってます」
テストでは瞬間的に100に近いところを絞り出すこともあるそうだが、極限の世界とはこういうことなのだなと。高校野球とプロ野球の違いとか、そんな風に感じればいいのかもしれない。ましてや一瞬の判断ミスが死につながる、この世で最も死に近いスポーツのひとつである2輪レース。過酷な世界で日本の頂点に立つには、こんな感性が必要だということだろう。でもよく考えれば当然だよな。何周も何時間もラップするのに全力でやっていたら、集中力だって持続しない。それにしても半分かよと、ステージ上で聞き返してしまった。

僕らの仕事ではどうなのだろうか。手を抜くわけではないけれど、肩の力は抜いた方がいいのかもしれないな。なんてちょっと考えさせられた。やりすぎない、ちょうどいい感じを作り上げるセンスとでもいえばいいのか。今号、ちょっとだけ意識してみようと思った、日本一速い男からもらった言葉である。

そうそう、参加くださった読者の方から声をかけていただいた。抱擁も接吻もしなかった(笑)けど、ホントにうれしかったですよ。

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