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【S40News!】ダイハツ『ミラ イース』の30km/Lを実現した技術とは?

2011 年 9 月 26 日 編集部員 コメント

“第三のエコカー”として、瑛太が出演するティザーCMが話題になっていたダイハツ『ミラ e:S(イース)』が9月20日より発売となった。既存のガソリンエンジン技術を極限まで進化させて高効率化を図り、ハイブリッド車にも負けない燃費性能を追求しているのが大きな特徴で、それゆえ手頃な価格で入手できるエコカーとして大いに話題となっているのはご存知の通り。発売後より放映されている大物ハリウッド俳優ブルース・ウィリス出演のCMからも、同社の意気込みが伝わってくる。

 

ここでは、『ミラ e:S』がどのような技術でガソリン車トップとなる30km/Lの燃費性能を実現しているのかを紹介することにしたい。以下がダイハツから発表されている『ミラ e:S』に搭載された低燃費技術の数々だ。

 

◆燃焼効率向上とメカニカルロスの低減
圧縮比を10.8 → 11.3に高め、インジェクターによる燃料の微粒化によって燃焼効率を向上している。また、
排気ガスを大量に還流することでポンピングロスを減らす「i-EGRシステム」の採用や、チェーン幅を細くすることで張力低減したり、ピストンリングの低張力化、オイルシールの見直しなど、細部に渡る改善を積み重ねメカニカルロスを極限まで低減している。

 

◆動力伝達効率の向上
電子スロットルによるエンジンとCVTの協調制御を採用。運転状況に応じて最も効率の良い状態を維持する制御が行なわれている。さらに高効率オイルポンプによるオイル排出量の向上と、CVT制御圧の低圧化により、動力伝達効率を向上させ、変速ギア比の最適化(ハイギヤ化)により、エンジン負荷も低減している。

 

◆約60kgの軽量化
安全性や快適な乗り心地に必要なボディ剛性を維持しつつ、シェルボディの骨格合理化によって約30kgの軽量化を実現している。また、インストルメントパネル、ドアトリムなどの樹脂部品の薄肉化、シート骨格の軽量化など、内装部品ひとつひとつの徹底した見直しを図っている他、CVTケースの薄肉化や、オイルポンプカバーおよびプラネタリキャリアのアルミ化、セカンダリーセンシングギヤとピストンの一体成型化などにより、CVTユニットの軽量化も実現し、車体全体での軽量化を追求している。

 

◆走行抵抗の低減
デザイン段階から、CAEシミュレーションや風洞実験を実施し、フロントのコーナー形状の改善や床下流速の減速化などにより空気抵抗を低減している。また、軽量化やベアリング・ブレーキの改善などによって、転がり抵抗の低減も積極的に行なわれた。

 

◆停車前アイドリングストップ機能
アイドリングストップ機能を搭載しているだけでなく、その機能も向上。ガソリンエンジンのCVT車としては世界で初めて停車前アイドリングストップ機能を採用し、ブレーキをかけ、車速が7km/時以下になるとエンジンを停止し、アイドリングストップ時間を増加することで、さらに燃費を向上させる。

 

◆減速エネルギー回生機能
ハイブリッド車などに搭載されている回生機能を採用。減速時における車両の運動エネルギーを電気エネルギーとしてバッテリーに回生する機能を搭載する。減速時にオルタネータの発電量を増加させるとともに、鉛バッテリーの受入性を向上させ、蓄電量を増加することで、通常・加速走行時の発電を大幅に抑制し、エンジンの負荷を低減する

 

以上、エンジンだけではなく、車体や駆動系を含むすべての要素に燃費性能の向上が見て取れ、小さな改善の積み重ねで大きな燃費性能につながっていることがよくわかるだろう。こうした既存技術を高めることで燃費を向上する動きは、先日も紹介したマツダの“スカイアクティブ”などにも見られる。我々ユーザーにとっては、高価なハイブリッド車でなくとも省燃費性能が手に入るという点で歓迎できる動きといえそうだ。まだまだガソリンエンジン車の可能性はある!?

 

 

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