夏の終わりに見る夢。

月が明けて9月だ。大好きな夏も終わってしまうのね。今年も忙しいうちに過ぎていってしまったけど、やっぱり夏はいいものだと思える今日を迎えているのは、46歳にして上々だと思うことにしよう。今年は生まれて初めて後半にバテ気味だったが、例年に増して忙しく、とくに前半かなり飛ばしたからまあ仕方ないな。決して加齢によるものなんかじゃないと突っ張る僕なのだ。

7月11日発売の、現段階では最新号の〆切を終えての週末に、滋賀県のイベントからスタートした今年のサマーツアー(!?)は凄かった。まだ梅雨が明けていなかったのに関わらず、素晴らしい晴天に恵まれた。会場がスキー場だったため、高地の強い紫外線をこれでもかーっ!!!!!と浴びて、こんがり焼けて皮膚に下地がつくれた。ただこのとき、居酒屋に手帳を忘れるという失態を演じたのは、大いに反省である。

滋賀から戻り、平日は〆切中にたまってしまった仕事や厄介な企画ものと戦い、そして迎えた翌週末は東海道徒歩の旅である。初日の炎天下には頭がクラクラして、“負けそう負けそう”とピンクレディなんか口ずさんだものの、熱中症なんのそのしっかりと歩き通せた。現在制作中であるが、次号に掲載されるこの東海道の旅は必見ですよ。炎天下&豪雨の壮絶な天候にさらされながら、46歳にもなってこんなバカことができるんだって、きっとパワーが得られるはずだ。

疲れ果てて帰ってくると、次号(現在制作中のまさに奮闘中)の制作に火がついていて、またまた激務に追い込まれるものの踏ん張った。そして息もつかせぬ週末は秋田県の田沢湖でイベントである。被災地の取材を繰り返している僕にとって、この場所でのイベントMCは、いつもの3倍以上の疲れを感じた。ひょっとしたら生まれて初めてのバテ気味を連れてきた、最も大きな要因かもしれないが、逆に今思えばいい経験である。そしてこのタフな仕事の翌週末は鈴鹿8耐取材と、実に4週連続炎天下にさらされたのだった。そして平日は通常業務が次々とやってくるという、まあ毎年のことながらよく動けたものだ。そのままのペースで8月に突入し、イベントこそ少なかったものの、被災地取材や同窓会レポートなど、相変わらず日本中を駆けめぐり、久しぶりになにも無い週末となった先週末は、当然のことながら〆切直前で缶詰だった。

そしてまだまだ僕の夏は終わらない。フッフッフ。今週末はちょっと台風が心配であるが、埼玉スタジアムでバイクイベントである。さらに、翌週は北海道の小樽からほど近い、キロロリゾートで恒例の『カワサキ・コーヒー・ブレイク・ミーティング』である。最寄りの方はぜひ遊びにきてほしい。こんな取材どうでっかというネタがあったら、メールくださいね。調整が出来る範囲になるけど、うまくいったらうかがいます。

そんなわけで僕の夏は毎年大騒ぎである。ありがたいことに今年も変わらず続いたということだ。たっぷり休日の夏休みなんかより、全然充実で楽しいのさっと強がってみたりするが、いつか必ず夏休みを取ってやる。そしたらね、山の中の民宿の縁側で瓶のビールを呑みながらダラダラと読書を楽しむのだ。夏の終わりにちょっと描いてみる、ささやかな夢だね。

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