【S40News!】最新コンデジレビュー。カシオ「EXILIM EX-ZR100」(1)

本ブログでは、昭和40年男の興味のありそうなネタをニュース形式で紹介している。お陰さまで概ねご好評を頂いているようで、アクセスもうなぎ登りだ(ウソです。鯉のぼりくらい)。

ニュース記事では、コンパクトデジタルカメラに関するネタを何度も紹介している。ところが、編集部はほとんど使った経験がない。というのも、取材では基本的に一眼レフカメラを使用しており、コンデジを使用する必要性が薄かったからである。ところが、このところツイッターやブログで日々の取材活動などを報告する機会が大幅に増え、カメラの携帯性がとても重要性を増している。一眼レフを常時持ち運ぶわけにもいかないので、撮影したいと思ったときにカバンにコンデジがあると、非常に便利なのだ。もちろん、携帯で撮ってしまうという選択肢もあるが、さすがに画質に限界がある。とくに夜間や室内など、暗いところではかなり苦しい。

そんなわけでコンデジの必要性を感じていたところに、カシオより長期試用のお声がかかった。今年の3月に発売された『EXILIM EX-ZR100』と7月に発売されたばかりの『EXILIM EX-TR100』である。最新コンパクトデジカメが我々の使用用途にどれだけ耐えうるのか、試すチャンスの到来である。編集部では早速、試用を申し込んだのだった。

まず先に届いたのは『EXILIM EX-ZR100』である。撮像素子には有効画素数1,210万画素の1/2.3型高速CMOSが使われている。1/2.3というと、35mmフィルムのおよそ1/30の面積である。このサイズに1,210万もの画素が詰め込まれているのだからすごい。液晶は960×480の3型TFTカラー液晶。タッチ式ではない。レンズは35mm判換算で24〜300mmの画角をもつ光学12.5倍ズームを搭載する。一昔前までは3倍くらいだったような気がするが、この価格帯で12.5倍とは隔世の感がある。絞りはズームを最も広角側にしたワイド端でF3.0〜7.9。ん〜こんなちっこいレンズで、12.5倍ズームなのに結構明るくてびっくりである。ISO感度は100〜3200まで。暗い場所などでISO感度を上げたときにどのくらいキレイに撮れるのか、大いに楽しみ。ウリは0.37秒の間隔で撮影できるハイスピードシャッターだそう。電池は専用のリチウムイオン電池である。最大で約450枚撮影できるらしい。


これがZR100のパッケージ。とっても小さい。中身の小ささを感じさせる。


開けるとこんな感じ。一番上に取説やCDの類、その下にバスタブ型のダンボールが入っていてそこに本体があり、さらにその下に充電器が詰め込まれている。コード類やバッテリーはダンボールの外側に入っている。


中身はこんな感じ。本体の他にバッテリー、充電器、取説やCD、PCとの接続に使うUSBケーブル、テレビなどと接続するAVケーブル、充電用のコード、ストラップだ。


充電器はこんな感じ。コード式はかさばるので持ち運びには不便だが、スペースの少ないコンセントでも使えるというメリットもある。個人的には携帯性を重視してほしかったが、どうだろう。この段階でとりあえず充電を済ませた。


本体はかなりコンパクト。手のひらにすっぽり収まる。筆者の手はでかいのであまり参考にならないか…


ということでなぜか編集部の冷蔵庫にあった鬼ごろしとの比較。これもわかんないよなw


缶コーヒーの比較。これでようやくサイズ感が伝わるだろうか。


本体側面にはHi-Speed USB対応のUSB端子とAVアナログ出力端子(NTSC/PAL)を兼ねた出力端子と、HDMIoutput(ミニ)の2つの端子が装備されている。USB出力とAVアナログ出力を兼ねた端子があるなんて知らなかった。蓋はエラストマーっぽい柔らかい材質でつながっている。繰り返し使用しているうちに、折れたり、閉じにくくなったりしなければいいのだが、やや心配。


蓋はスライドスイッチを解除するとスプリングで開く仕組み。閉じるときは蓋をぐっと押さえつけながらスライドスイッチをロック側にスライドする。これがやや操作しにくい。コンパクト化のためなのだろうとは思うのだが、女性だったらネイルが気になるという人もいるんじゃないかな。蓋を押し込めばカチッとロックされるタイプ(キャノンやニコンの一眼レフのような)の方が使いやすいと思う。改良希望点だ。


バッテリーは本体右下から挿入する。


早速電源ON。最初に起動するとまずは日時の入力を求められる。


メニューはこんな感じになっている。「撮影設定」、「画質設定」、「設定」の3つのタブがあり、それぞれタブの下に2〜4ページのメニューが展開する。ページ送りができないので、いちいち求める項目まで十字キーの上下ボタンを押し続けなければならないのがかなり面倒。十字キーをやめてジョグダイヤルにするか、左右ボタンでページ送りができるようにするべきではないだろうか。iPhonに代表される秀逸なユーザーインターフェースが存在する現在において、このメニュー構成はいただけない。改良希望点だ。


ということで、セットアップが終わったところで早速撮影してみた。被写体は鬼殺しと缶コーヒーであるw。ライティングは天井の蛍光灯のみ。とりあえずマニュアルモードにして、35mm換算の焦点距離で50mm、ISO800、絞りはこの焦点距離で最小のF4.4、シャッタースピードは1/25、手ぶれ補正ONで撮影してみた。やや荒れていて、色にじみもあるものの、この悪条件でよく撮れていると思うがどうだろうか。

ということで、まずはZR100のファーストインプレをお送りした。このあともう少し使い込んで、さらに詳しいレポートをお送りすることにしたい。どんな使用感か、乞うご期待。

◆副編集長:小笠原
コンパクトデジカメ歴は10年前のサンヨー製200万画素のモデル『DSC-MZ2』購入が最初で最後。取材にはキャノンの中級機『EOS 50D』を愛用中。

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1件のコメント

  1. こんにちは
    はじめまして、
    同じカシオを使ってるのですが
    この記事に気付くのが今日になってしまい残念!
    実は今迄メニューで撮る事が多く
    いろいろ考える事もなかったのですが、最近室内コンサートの写真を撮るのですが
    クラシックの場合はステージ側は意外と明るく
    他ジャズなどは薄暗いのですが
    マニュアルを使って撮り分けられたらと最近思ってるのですが
    カメラを買い替えるまで行かず
    このカメラで、両ステージを撮り分ける方法などの記事はありますか?
    どうか宜しくお願いします。
    調子が良くてスミマセン

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