第38話 奥田民夫さん? エガちゃん?

埼玉西武ライオンズ

もう本が出たというのに
過去に戻ってどうするという気もしなくもないが、
今あなたの手の中にある一冊に
こんなドラマ(!?)があったのかって、
ますます好きになるでしょ。
つうことで
このコーナーはしばらく続けていきますので、よろしく。

藤岡弘、さんの取材の興奮さめやらぬ翌日、8月26日。
俺は所沢の西武ライオンズ球場を目指していた。
“タメ年のスゴイやつ”という企画で
わりと早い段階から取り組んでいた。
読んでそのまんまの企画である。

「奥田民夫さんとかいいんじゃない」
「エガちゃんもいいよね」
そこに
「えーっそりゃふざけすぎでしょ」
と俺。

「創刊号は野球」
若い編集者たちにはピンと来ないらしい。
「俺たちの時代はね、遊びといったら野球しかなかったの」
小学生のとき
クラスにおける地位(?)を決める
もっとも大きなファクターであった。
勉強なんかより、サッカーなんかより、
とにかく野球の腕前が絶対的であった。

そして、俺は野球が下手だった(悲)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で