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ビジネスホテルディスカウント時代。

2011 年 6 月 19 日 プロデューサー コメント

抱え込める限りの仕事を抱えながら、日々を過ごしている。その中でもウエイトの高いのがバイク関連の仕事であり、全国各地を飛び回っている。とくにバイク関連の大小メーカー本社は東海近畿に多い。たとえば、バイクメーカー4社で東京に本社があるのはホンダのみ。ヤマハが静岡県の磐田、スズキは同じく静岡県の浜松で、カワサキはグーンと遠い兵庫県の西明石である。

 

僕は出張が大好きである。何がいいってね、行けばその地で呑めるわけですよ。呑んべえ、万歳!!って違うよ、ときにはメーカー担当者たちと、バイク業界のことを大議論しながら楽しく呑む。いつもと違う街でフラッと1人で呑むのもオツだね。そんでもってつい昨日のことのようだが、かつては宿の予約が出張におけるひとつの業務だった。というのも、いちいち電話して空き状況を確認しながらなんで、けっこう時間を割かれるのだ。よく泊まる小さな宿は覚えていてくれたりもする。「ああ、北村さんね。いつも大変ねえ」。「いえいえ、これはこれで楽しみですから」。そんな会話が成立していた。何年になるだろう、これが業務でなくなった。景気低迷のせいで出張自体が激減しているのだろう、西明石も浜松もいつでもガラガラ状態だから予約がいらなくなった。移動中に携帯で当日の割引を期待しながら決める。

 

先日のツアー(!?)は、まず西明石へグーンと行き、帰りにちょこちょこ仕事を作り、磐田で締めるという2泊3日コースだった。いつものように当日割引きを目当てに西明石を検索すると一軒しかない。うおーっ、珍しいなあと仕方なくそこを予約した。4,750円なり。これは今年の最高値である。ここ2〜3年のホテルのディスカウントぶりったら、凄まじいものがある。先にも述べたが、そもそも近年出張費を抑える傾向にあったところ、リーマンでガタンと来た感じで、あれ以降4,000円がひとつのラインになっていて、5,000円なんざリーマン以降払ったことがない気がする。そんな状況下で4,750円はかなりの高級ランクである。ネットによると大浴場があって、朝食どころか宿泊日の夕食もついているとのこと。ハハーン、いたれりつくせりのホテルなんだなと、仕方なく予約をクリックした。

 

西明石に着き、あったあったと看板を見ると驚愕の事実がっ!! 「3,950円より」と大書されているじゃないですかーっ。ぬぁんと、今日の供給不足に乗っかって値をつり上げやがったのである。「より」と書いてあるから嘘ではない。くーっ、どうせだったら今年最高値にふさわしいクオリティの宿がよかった。ボッタクリっす。ハートブレイクになりながらのチェックインで「禁煙の部屋がいいんですが」と聞くと、「全室喫煙です」と返ってきた。おーっ、まい、がっ!! 今どき全室喫煙て逆にすげーっと、だんだん笑えてきた。部屋に入るとヤニの香りがお出迎えさ。シャワールームもいい感じにやれていて、窓のすぐそこを新幹線が通るグッドロケーションはノイズをたっぷり届けてくれる。さらに音が筒抜けで電車の音だけでなく、隣のテレビの音もバッチリでもう爆笑するしかないっす。まあ、結局この日は楽しい宴となり、音なんざなんのその、グッスリと寝られたのだった。立って半畳、寝て一畳。名言である。

 

翌日は浜松で宴を用意してくれていた。ちょこちょこと仕事をさせてもらっている方が、久しぶりに差し呑みをセッティングしてくれた。つうことで浜松を検索するとホッ、よりどりみどりだ。オープン記念モニターキャンペーンと称して、4,000円で出ているのを見つけ、ビジネスホテル評論家の肩書きを持つ(嘘)僕としては当然予約だ。チェックインすると「本日はツインのお部屋をご用意しました」って、部屋に入ってみると素晴らしいじゃあありませんか。これが4,000円ならば、昨日の部屋は1,800円だね(笑)。いやいや、前日にぼったくられたのが戻ってきたと思った方が痛快だね。今年最高のクオリティであった。それにしてもホテルディスカウント著しいこの浜松で、よくこれほどの大型ホテルをオープンさせたものである。次に来るときいくらになっているだろうか? まあ、もう2度と泊まれないくらいの値段であることは、容易に想像できるが。

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