『西郷どん』に期待する昭和40年男。


こんな特集の本を見つけては本棚にコレクションされていく

去年は付き合わなかったNHKの大河ドラマだが、今年は期待で胸が張り裂けそうである。明治150年の今年、満を持して登場するのが西郷隆盛である。来年の宮藤官九郎さんのペンによる大河も期待大で、こうなれば受信料だって惜しくない。日曜日は忙しい僕で、ビデオのメモリーを常に心配しながら録画しまくることになり、消去消去を続けている昨今である。さらに大問題が、テレ朝の昼帯ドラマで国内女性シンガーでもっとも尊敬する越路吹雪さんが展開されている。コチラもビデオ大活躍になるからもう大変である。自分はためまくっているくせに、息子には「観たら消せ」と言い続けている理不尽なおっさんだ。

幕末にハマったのは金八先生の勧めで読んだ司馬遼太郎さんの『竜馬がゆく』だった。今も変わらずスーパーアイドルである。バイク雑誌で龍馬さんの足跡を追いかける企画を通すほどのバカモノだ。そして幕末から明治に向かっていく中の男たちの熱い魂に心酔していった。倒幕側だけでなく幕府側の男たちにも感情移入した。戦国も大好きだが、幕末の方が身近な分だけリアリティがある。僕にとって、戦国はある面ではファンタジーでいいと割り切っているから楽しみ方がまったく異なるのだ。

幕末史の中でも、西郷どんと大久保さんの関係には強く魅かれ何度も鹿児島を訪れた。九州出張をうまく利用して足を伸ばしたり、鹿児島で仕事があると時間を作っては研究に没頭する。いかんせん蓄積はまだまだ足りず所詮幼稚なレベルながら、今現在僕の老後は2人の研究にあてたいと思っているほどだ。双方の生まれ育った家を、鹿児島に行くたびに何往復もする。その距離の短さを噛みしめながら幕末、明治、そして明治10年の2人の大げんかへと想いを馳せるのだ。わからん、わからんことばかりながら自分なりの答えを見つけたい。司馬さんがそうしたように、資料を読み込み現地をつぶさに見て練り上げていきたい。これが僕の将来の夢だ。

今回は大河だから参考にするというよりはめいっぱい楽しもうと思う。そんな解釈もあるんだなと楽しみたい。役者さんたちの本気も同じく楽しみだ。昨日の深夜にやっと観た第1話では渡辺謙さんに痺れっぱなしだった。2話には主役も登場しそうな予告だったし、もうニヤニヤするほど楽しみである。かつて大河で主役の西郷を演じた西田敏行さんが語りをやっているのもよい。西南戦争時にはキーを握る役で出てきてくれないかななんて期待もしている。ともかく1年、深く楽しむことにしたい。このブログにちょくちょく登場することだろうから、みなさんもぜひお付き合いください。って、俺はNHKの広報マンか(笑)。

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4件のコメント

  1. 去年のも、終盤にかけてめっちゃ面白かったのにいい。

    • みたいですね、色メガネかけてしまいました(反省)。

  2. 早速賛否あるようですが、僕も目一杯楽しみたい。
    第二話は泣いてしまいそうだ。
    涙もろいおっさんである・・ってプロデューサーっぽくなっちゃいました!

    • 賛否なんて気にしない。大河は歴史エンターテイメントですよ。
      ジョニー藤好さん、男は泣いてはなりません(笑)。

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