広島カープ特集の『Number』がいいぞ。

こういう1冊を見ると雑誌にはちゃんと未来があると拳を上げられる。手前味噌だが『昭和40年男』も紙ならではの世界だと胸を張る僕だ。11日に発売する連載企画の『夢、あふれていた俺たちの時代』を1冊にまとめた総集編なんか紙の喜びで震えるはずだ(PR・笑)。

書店のスポーツ関連雑誌コーナーに行くとカープの特別編集のものが並んでいた。立ち読みを始めるとその中でこいつがあった。スポーツグラフィックを名乗り続けるご存知『Number』である。特集の冒頭が、去年広島を優勝へと導いた黒田投手の言葉で始まる。カープファンでなくとも彼に好感を持つ野球好きは多いだろう。その彼が今年の優勝を喜んで綴った言葉には愛が溢れていて、これだけで泣けると思わず一気に読んでしまった。まさに立ち読み。カープ愛と新井選手に向けたコメントが素晴らしいから見逃さないように。

ここから続くページの数々もよく練られていて、めくるたびにタメ息が出る。が、黒田さんのページを読んでしまってお腹いっぱいになりレジへ運ぶかと迷っていたところに、決め手があった。久米宏さんと我らのヒーローが対談しているじゃないの。タメ年シンガーでカープ愛にあふれる男、民生さんだ。このページを飾る民生さんのショットは完璧だなとレジへ運んだ。

いやあ、雑誌っていいものですな。努力を惜しまず精進せねばと思わせてくれる1冊で宝物になった。日本シリーズを制覇したら是非もう1冊作っていただきたい。セットで永久保存版だ!!

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で