【いよいよ発売! 昭和40年男 2017年8月号】携帯ゲームのご先祖様!?

最新のゲームには疎い私ですが、現在はポータブルコンピュータゲームが主流なんでしょうか。専用機だけでなく、スマホやiPadを利用してゲームアプリも大人気のようです。電車のなかでもこれらでゲームをしている人は本当に多いですね。

もちろん、アナログゲームにもポータブルなゲームが存在しました。きっと現在のポータブルコンピュータゲームの元祖的な存在と言えるのではないかと思います。最新号ではそれらを紹介しています。

昭和40年男 携帯ゲーム

いちばん印象に残っているのはトミー『ポケットメイト』シリーズではないでしょうか。1971年頃からあった任天堂『ミニゲーム』シリーズや、73年頃からのエポック社『ミニゲーム』より後発ですが、なんと言ってもポケットに本当に入る画一化されたサイズのなかに、アクションゲームの要素が詰め込まれていたのがすごかった。それを象徴するのがその第一号である野球ゲームです。ちゃんと塁上にボールが現れるところや、ひとりでも対戦でも遊べる工夫、意外と難しいゲーム性など、工夫があちこち見てとれます。また、ゴルフゲームやクリーンテニスなどは、一度広げたら初見ではしまうのが困難なほどの密度で部品が押し込まれていて、しかもきちんと遊べるところが本当によく考えられています。

こうした工夫がぎっしりのポケットゲームの類は、価格も廉価で、集める楽しさがあったのも大きな特徴です。遠足や修学旅行の時などに新しいポケットゲームを買ってもらい、それらを並べて悦に入ったという人もいることでしょう。『ポケットメイト』の他にも、盤ゲームが多かったエポック社『ブックゲーム』シリーズや、テレビのクイズ番組をモチーフにしたものが多かったタカラ『スクールパンチ』シリーズ、3つのすごろく系ゲームが入ったタカラ『ポケットパンチDX』シリーズなども誌面で紹介しています。また、ボールペンにゲームが仕込まれていたタカラ『ビッグペン』や腕時計型のバンダイ『あそべっち』などさまざまなシリーズが存在していました。

これらの携帯ゲームが、後のポータブルコンピュータゲームの普及につながっていったのは間違いなく、その意味では元祖携帯ゲームということになるかと思います。あなたが持っていたシリーズがどのくらいあるでしょうか。ぜひ本誌を手にとって確かめてみて下さい。ということで、ゲームを特集した雑誌『昭和40年男』最新号を、全国の書店コンビニにて好評発売中です。

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