『ラブ・ジ・アース ミーティング』は無念の雨。

一昨日はこのブログで何度かご紹介した、僕が会長を務める『ラブ・ジ・アース』実行委員会による海岸清掃イベントを行ってきた。前日の準備を終えた時は晴れ間が見え、予報も曇りということで前日の決起大会(という名の宴)ではスタッフ一同雨の心配はすっ飛ばしていた。が、朝から土砂降りだった。風が強くて気温が低いから体温をどんどん奪われていきながら、体の芯まで冷やされた。が、そんなつらさなんか来場者たちが癒してくれる。

周囲も雨降りらしく来場者は極端に少ないが、それでも善意の輪は広がっていく。いつもより小さな輪ではあるが、この活動に賛同していただける方々が寒さやつらさを隠して笑顔で集ってくれた。清掃開始となる10時前に雨があがったのはせめてもの救いで、皆さん懸命に浜をきれいにしていくのだった。その姿から力をもらい、イベントに爆発させた僕だった。

終了間際になってやっと青空が見えた。参加者を見送る気分と同様、天晴れだ
終了間際になってやっと青空が見えた。参加者を見送る気分と同様、天晴れだ

清掃後はささやかなイベントで、来ていただいた方にほんのすこしのエンジョイタイムを提供する。このMCも僕の仕事だ。感謝の気持ちを強く込めて、そしてすこしでも楽しんでいただけるように神経を集中させ、かつ自分自身が楽しみながら進行させていく。MCの仕事って人前で歌うのとよく似ていると個人的には思っている。気持ちが込もらなければ伝わらないけど、押し付けになってしまうとサーっと逃げられてしまう。来ていただいた方々との押し引きをうまくやらなければならないのだ。人数が多ければそれなりのパワーが求められ、少ないときは押し引きの丁寧さが求められる。この日は完全に後者で、ない頭をフル回転させるような気分だった。

すべてのプログラム終了時にあたたかい拍手をいただけた。雨の中を震えながら駆けつけてくれ、冷えた体で海岸を清掃した方々だ。その彼らからいただける拍手は格別で、涙をぐっとこらえながら奥へと引っ込んだ。残念ながら『昭和40年男』読者を名乗る参加者はいなかった。北海道では人気がないのかな。いやいや、悪コンデションに弱い年齢なのだと片付けることにしよう。

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