【S40News!】『1985-1991 東京バブルの正体』発売。

東京バブルの正体空前の好景気と言われたバブル時代を、当時の雑誌などをもとに、さらに当時を知る人たちへの取材を重ね、まとめあげた『1985-1991 東京バブルの正体』が5月23日に発売された。

バブルと言われても、比較的大きな都市部を除いては、全国的には実感のないという人もかなりいたことだろう。それゆえ、あえて本書は「東京バブル」として評しているようだ。昭和40年男が21~25歳頃のバブル期、就職が決まらないなんて人はひとりもいないと言われ、アルバイトの時給も驚くほど高かった、まさに夢のような時代だったのだ。そういえば実際、私の周りにもいたいた、いました。「札幌までラーメン食べに行ってきた」とか「焼肉食べるなら韓国でしょ」とか、アンビリーバボーな人たちが本当にいました(笑)

たった4年と数ヶ月、この国にはあんな時代はもう二度とやってこないのだろうと思うと、間違いなく日本史のなかではとびきり希有な時代として後世に残るに違いない、バブル期。その時代に恩恵を受けた人も、そうでない人も、本書を読めば当時の狂乱ぶりをあらためて知ることができるだろう。もちろん当時を知らない人にとっても興味深く読めるのではないだろうか。

1985-1991 東京バブルの正体
2017年5月23日発売
 著者:昼間たかし
 価格:920円(+税)
 発行:マイクロマガジン社

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1件のコメント

  1. ぼくの場合、音楽専門学校を出て音楽の道を目指してたので、
    この時代、音楽以外のことに関しては本当に無知で、
    アルバイト先の上司や同僚にも気味悪がられてました。(笑)
    フリーターという言葉も、この頃に生まれましたね。

    で、今でもそう大して変わらない生き方をしている自分が、
    ある意味凄いと思います。
    そろそろその道(どの道?)のプロになっても良さそうだと思うのですが。。。

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