昭和な味噌ラーメンを探せ。

『浅草秘密基地』で仲良くなった方々とメンズクラブと名乗る部活動に励んでいる。ファッションには疎い面々がなぜこのクラブ名かといえば、麺類をこよなく愛する『麺ズクラブ』なのだ。朝、昼、晩とお腹が空く頃になると携帯電話に作ったグループの中に各自の活動報告が入る。食った麺の写真とレポートが届くから、強く誘惑され迷惑この上ない。最近、退部届けを出そうかと悩んでいるところである。昨日も部長から僕がよく知る味噌ラーメンの写真があがった。

赤坂で真夜中にちょくちょくお世話になる『赤坂一点張』で、濃厚味の味噌ラーメンがたまらない。おっさん好みの昔ながらの味だ。餃子も炒飯もうまい罪作りな店で、座るなり「餃子ビール」とするのが定番である。昨日部長が入ったのは赤坂店ではなかったが、丼の見え方はまったく変わらない。「ダイエット中だから今日ももりそばだな」と思っていたところこの写真でスイッチが入っちまった。狙いは完全に味噌である。とはいえ、浜松町のオフィスで激務中の身で赤坂まですっ飛んでいくわけにはいかん。そこで浜松町の名店へと走り「味噌半ちゃんお願いします」と余計なおまけまで付けた僕だ。彼の誘惑がいつも以上のハングリーな僕へと火をつけたということだ。

IMG_4963さて、ここは僕が知るラーメン店の中で最もスープがしょっぱい。炒飯も同じくガツンとしょっぱい。『赤坂一点張』も濃口だが軽く凌駕する。だがうまい。昔ながら味噌ラーメンなのは『赤坂一点張』同様で、具にチャーシューがないのが残念だが、僕が育った実家で出前を取っていた昭和の味噌もチャーシューなんて洒落たものは入っていなかった。そもそも、チャーシューは醤油ベースで作って醤油ラーメンのスープに使うところが多いのだから、味噌とは無縁と言ってもよく、その意味では正しい。ちなみにここは醤油もすごいぞ。「しょっぱっ!!」と叫び血圧が急上昇するかもしれん。健康な方は今のうちに体感した方がいいぞ。

さて、不親切なガイドと行こう。貿易センタービル、以上。これはすごく大きなヒントでむしろ親切だな。健闘を祈る。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

2件のコメント

    • 厳しい部活だなあ。さすがスポ根世代。

コメントは受け付けていません。