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【間もなく発売! 昭和40年男 2017年6月号】なぜ今「死」を特集するのか。

2017 年 5 月 7 日 編集長 コメント

世間様はGW最終日ということで、Uターンラッシュやら渋滞情報やらが報道されています。巻き込まれているみなさんはさぞ大変でしょうが、こちらとしてはまったくもってうらやましい限りだったりします。人並みの生活を送る喜びって言うんでしょうか、そういうものとかけはなれた人生を長年歩んでいる身からすると、そのように見えてしまうわけです(だからといって、もし休めたらそういうところに行ったりするわけでもきっとないんでしょうけど…)。GWとは無関係なばかりか、むしろ進行上は苦しめられる立場でして、なぜ人の休みのために苦しまなければならないのか、とだんだん恨み節になってしまう悪循環にハマっていき、渋滞だのラッシュだの聞くとつい「ザマミロ」なんてつぶやいてみたりして。「よく混むとわかってる場所に行くなあ」とか「GWになると都内は人が少なくなっていいよね」などと負け惜しんではみるものの、そこに救いはありません。何が言いたいかって、人並みに休めるって素晴らしいってことで、ラッシュや渋滞に巻き込まれているみなさんは、幸せかみしめつつ気をつけてお帰りください。そんで家族のためにがんばった自分へのご褒美に『昭和40年男』最新号を買ってあげましょう(笑)。

 

 

s40_043_magazine_imgということで、ひととおりダークサイドに落ちたところで、5月11日(木)に発売が迫る最新号の内容をご紹介です。昨日のブログで表紙をご覧になった方はご存知のとおり、最新号の巻頭特集ではなんと「死」を取り上げています。昭和40年男のライフスタイル誌的な存在を目指す本誌としては、「死」は何度か会議で話題にあがった内容です。だって、今年52歳になる昭和40年男たち、同じ昭和40年生まれでは尾崎 豊さんや堀江しのぶさんは言うに及ばず、ミュージシャンのIKUZONEさん(DragonAsh)、レスラーの橋本真也さん、ポップカルチャー研究家の櫻井孝昌さん、ゲームクリエイターの宮路 武さん、ロードレーサーの永井康友さんといった有名人が逝去しています。また、52歳で亡くなった有名人でも、美空ひばりさん、マイケル・ジャクソンさん、三五十五さん(電撃ネットワーク)、石原裕次郎さん、中島らもさん、山口美江さんといった方々の名前が挙げられます。よく「若くして」などと言われますが、ほんの70年前の日本人男性の平均寿命は約50歳であったことを考えても、昭和40年男にとって、少なくとも10年前よりも死が急激に身近なものになってきているのは間違いありません。なんとなく死を語ることはタブーな雰囲気があり、場合によっては不謹慎というレッテルを貼られてしまうのではないかと避けてきましたが、死は生と隣合わせであり、この先の実りある人生を送るうえでも避けては通れないということで、あえて今回は「死」と向き合うことにしたというわけです。

 

 

とは言え、決して「油断すると死ぬぞ」という警告を発したかったわけではなく、前述のようによりよい「生」のために「死」を考えたいのであり、必要以上に重くとらえたくはありませんでした。そこで、いつもの本誌らしく「昭和40年男がどのように死と向き合ってきたのか」をテーマとして、幼少時から大人になるまでに出会ってきたテレビ番組、マンガ作品、映画作品などで描かれた死について考えてみたのです。『太陽にほえろ!』での若手刑事の殉職や、『ブラック・ジャック』で描かれた患者たちの死、映画作品における数々の死の描写…これらを振り返っていくうちに見えてきたのは、やはり「死」が浮き上がらせる「生」の輝きでした(「死生学」というタイトルはここから付けたもので、実は当初「死生観」というタイトルでした)。

 

 

ということで、どうしても重苦しさを感じてしまう「死」の概念ですが、本誌の特集がみなさんの死に対する敷居を下げ、気をはらずに死について考えるきっかけになって欲しいという願いを込めて、最新号を作った次第です。ちなみに、表紙もそうした気持ちでよりポップに、それでいて内容にフィットしたものにしたつもりです。きっと楽しく読める内容になっていますので、敬遠せず、ぜひ書店で手にとってみてください。最新号は5月11日(木)発売予定です!

 

 

  

カテゴリー: 編集部員のぼやき
  1. avatar
    まこぱぱ
    2017年 5月 8日 03:00 | #1

    11日が楽しみです。小4か5くらいの時、突然死の恐怖に毎日が恐ろしくなったことがあります。病気とかではなく、「いつかは命が尽きてこの世からいなくなる」という事実を真剣に考えたのです。中学に上がる頃には忘れてしまったようですが。あの頃観た映画「はだしのゲン」だとか、ノストラダムスの大予言のような世紀末の雰囲気に影響されていたのかもしれません。
    52歳になった今の方が楽天的かもしれません。健康診断も特に異常なし。でも次の診断あたりで厳しい結果が出たりしたら一気に気落ちするかも。そんな年代になってきていることは間違いありません。

  2. >> まこぱぱ さん
    ありがとうございます。まこばばさんのおっしゃる通り、ノストラダムスに代表される終末ブームが子供たちに及ぼした影響は大きいと思っています。最新号には深層心理に確実に何かを植え付けたのではないか?という仮設を考察する記事も掲載しました。ぜひご覧いただければと思います。

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    編集長