ツールに生を感じる昭和40年男。

%e3%83%9e%e3%83%83%e3%82%afノートパソコンを持つようになったのは何年前のことだろうか。会社と自宅にデスクトップがある環境でしばらく我慢していたが、外出時にマシンがあるのはありがたいと購入すると、それまでの仕事スタイルに革命を起こし手放せない存在になった。その分カバンが重くなり、いつも右肩にかけていたら腰痛持ちになっちまったが、コイツのおかげでいつでもどこでも仕事ができる。強い愛着を感じる相棒である。

こうしてツールに愛を感じるのは男性の方がその傾向が強い気がする。バイクやギターなんかに生を感じてしまう。バイクイベントなんかでライダーと話すと愛車に名前を付けているのは圧倒的に野郎どもだ(笑)。僕もバイクとギター、そしてノートパソコンに特別な感情を抱いている。高校時代からの相棒であるテレキャスターは酔っぱらって帰宅するとじっと眺めていたりする変態だ。

僕の音楽ライフを支えているギターたちは、ほとんどが10代の頃に購入したモノだが、みんな元気だ。友人がメンテナンスしてくれたおかげでもあるが、高校時代から愛しているテレキャスターとストラトキャスター(双方コピーモデル)はバリバリの現役だから、30年以上の付き合いになる。だが残念なことにギターやバイクと違ってパソコンの寿命は短い。ここのところ色々とガタが出てきてしまい、ニューマシンの検討を始めた。するとトラブルが増えるのだから、やはりコイツには生がある。「大丈夫だ。決してお前を手放さない」といたわりながら、このブログも旧マシンで打ち込んでいる。というのもせっかく購入したのにまだ設定ができておらず、やきもきしている今日だ。

新しいマシンを入手したときの興奮は何歳になっても変わらない。今回も箱をなでながらニヤニヤしている。コイツがきっとたくさんの仕事を生んでくれるのだ、頼むぜなんてね。次の休みに設定しようと思っているのだがその日がなかなか見えてこない。もうしばらく古い相棒に働いてもらうことになるがやはり機嫌はよろしくなく、RCサクセションの『雨上がりの夜空に』を口ずさみながらキーボードを叩いている。

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2件のコメント

  1. ツール愛。
    わかる気がします。バイク、車、パソコン。。。あのころ欲しかったのは忠実な相棒てとこでしょうか。
    そういう意味では、ナイトライダー最高!
    秋葉原にバイクショップが出来た時には、ナルホド!と思ったものです。(今はもうありませんが)
    パソコンの組み立てから足を洗い、バイクも降りた今、
    忠実な相棒は、週末に多摩川土手をつきあってくれる両脚なのかもしれません(泣き

    • パソコン組み立てやっていたとは尊敬です。
      両脚は大切にしたい相棒ですね。

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