焼きそば専門店!?

%e7%84%bc%e3%81%8d%e3%81%9d%e3%81%af%e3%82%99古くからの友人で仕事仲間でもあるタメ年男と、会社の近くにできた焼きそば専門店に出かけてきた。浅草田原町に古くからある焼きそば店はあるが、そこは商売というよりも昭和の遺産である(笑)。専門店などと名乗ることなく、ただあたり前のように店頭で焼きそばを返し続けているのに対して、こちらはナウでヤングな黄色い看板で野心にあふれている。

入店するといきなり食券なのが味気ないが、ナウでヤングなのだから仕方ない。僕は豚焼きそばの大盛りをチョイスした。並と同額の700円で貧乏性の昭和40年男はついつい大盛りを選んでしまう。一緒に行ったタメ年男もまったく同じチョイスだった。

%e6%b3%a8%e6%84%8f%e6%9b%b8%e3%81%8d僕らは早い時間の入店で助かったが、いつのまにか長い行列ができていた。まだオープンして間もなく、しかもエレベーターなしの3階の店舗ながら焼きそば専門店の珍しさに誘われているのだろうか。テーブルにはご覧の注意書きと、青のり、カツオ粉、唐辛子に揚げ玉までがセットされている。さらにお願いすれば無料でカラシマヨと紅ショウガも持ってきてくれる。もちろん貧乏性はお願いした。

注意書きどおりまずそのまま。太めのもっチリとした麺に甘いソースが絡んでうまい。おっさん2人ともまずまずの好印象だ。カラシマヨも相性がよく、紅ショウガは細かく刻まれていてこれまたよい。九条ねぎがパラリと振ってあり相性バッチリである。油が強めなところに友人は揚げ玉を入れる。「うまいよ」と勧められるも「太るから」と断ったが、なら最初から大盛りにするなと自分に突っ込んでいた。

ズバリ、平成の焼きそばである。一方、浅草田原町は完全に昭和でうまさで言ったら断然浜松町なのだが、好みでいったら昭和なのはおっさんゆえだ。向こうは行列なんか見たこと無いが、かわりにのんびりとした時間が流れる。お年を召した店主の動きを眺めながら、焼きそばをつまみに瓶ビールをチビリチビリと呑ればこの世の天国だ。

毎度の不親切ガイドだ。浜松町駅の金杉橋口を出たら徒歩2分弱のところに黄色い看板を探せ。昭和焼きそばは銀座線田原町駅の浅草方面出口を出てスグ。おっさんにしかそのうまさがわからない後者は、1度は出かけた方がいいぞ。

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