マイケル・シェンカー来日!!

神新聞広告で夏にマイケル・シェンカーが来日することを知った。しかもなんとマイケル・シェンカー・グループの歴代3人のヴォーカリスト、ゲイリー・バーデン、グラハム・ボネット、ロビン・マッコーリーを連れてくるという。うーむ、コイツは興味深い。

1980年にリリースされた『神(帰ってきたフライングアロウ)』は当時のギターキッズたちの心を鷲掴みにした。メロディアスなギターソロとハードロックとしてはポップな曲作り、そしてタイトルになっている神(!?)などなど、日本人好みの要素が多いように思う。サイモン・フィリップスのドラムもゴリゴリのハードロックじゃない感じで新鮮だった。

僕が彼の曲を初めて聴いたのは『クライ・フォー・ザ・ネイションズ』で、土曜の午後のお楽しみ♪ダ〜イヤトーン、ポップスベストテン♪によってだ。「フーン、いいメロディだね。リフもカッチョいいしイントロもいいね」なんてそんな感じだったはずだ。

高1になってすぐにライブハウスに出演する機会を得て、どんな所なのだろうと下見に行ったところ『アームド・アンド・レディ』を演奏するバンドがいた。「なんじゃこの曲は。カッチョエエじゃないか」と心に残ったが、誰の曲だかわからなかった。それから数ヶ月の時間が流れ、別のライブハウスでまたもや『アームド・アンド・レディ』を演奏しているバンドに出会った。コチラは女性ヴォーカルのバンドでリンダ・ロンシュタットのカバーなんかもさり気なく入れていてえらく気に入った。そしてますます『アームド・アンド・レディ』の主を知りたくなった。

と、そんなある日。後に僕のパートナーになるギタリストが『アームド・アンド・レディ』を弾いた。「それ、誰のなんちゅう曲じゃ?」と、やっとマイケル・シェンカーにたどり着いたのだ。長かった。おそらく初めてライブハウスで聴いた日から半年以上かかったと記憶している。あの『クライ・フォー・ザ・ネイションズ』と同じバンドだということに驚き、友人にレコードを借りてくるとこの2曲がアルバムのツートップを飾っていて感動したものだ。

よく言われることだがゲイリー・バーデンの歌はあまり魅力的でない。が、そこも含めて『神(帰ってきたフライングアロウ)』という傑作なのだ。そして、今回の来日に帯同するということは、この2曲を演奏するのではなかろうか。さてさて、想い出をかき集めに行くべきか? 来週の『浅草秘密基地』で同行者を探すことにする。

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3件のコメント

  1. 昨年、グラハム・ボネットのバンドと帯同して来日。
    33年ぶりにステージで合体し、2曲を演奏しました。
    (「Desert Song」「Assault Attack」)

    自分も観に行きましたが、とっても感動しました。
    (Webにはライヴレポを….. 笑)

    この公演が大成功だったため、その後、海外でも
    共演し、今回の「シェンカーフェス」に繋がったようです。

  2. MSG高校時代Rock my night awayとか
    カバーしてました。
    先日しょっとばーのBGMがキャプテンネモ
    でした。
    彼はいまでもフライングVつかってるんでしょうか?

    • やっぱりみんなコピーしているんですなあ。僕は『アームド・アンド・レディ』と『イン・トウ・ジ・アリーナ』に必死でした。
      彼の人生はきっとVですよ。

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