浅草秘密基地。

2011 年 4 月 20 日 プロデューサー コメント

 

凝りもせず、毎度バカバカしく開催している浅草秘密基地である。毎週月曜日に
フラッと来ればなんの得にも薬にもならないが、そこに僕がいるという、イベントと
呼ぶにはまるでその体をなしていないものの、地味に続けている。一昨日の月曜
日はうれしいことに初参加者が4名もいた。ばか騒ぎが展開され、他のお客さんを
寄せ付けないほどの盛り上がりとなり、貸し切り状態のままに12時過ぎまで続い
たのであった。それにしてもよく呑むよ。月曜日から元気だね。僕もそうだけど…。

 

どうしても話に震災が入り込む。誰だって傷ついているのだ。被災者と呼ぶには
東北の方々には申し訳ないほど軽いが、当の本人にとっては傷であることは違い
なく、だからこそ重い被災を負ってしまった方々のために少しでも役に立ちたいと、
気持ちはそちらにいっている。僕は取材に出かけて以来初の秘密基地だったから、
できるだけ克明な報告を試みた。たぶん聞かないよりは聞いてもらった方がいいと
思えたし、少しだけ記事のベクトルが見えた気もする。参加者の中の1人は、ゴー
ルデンウィークを使って手伝いに行くとのことだ。必要な装備など、体験から説明
できたことも現場に入ったからこそである。

 

ガンガン呑んだ。いつも思うが昭和40年男は元気なヤツが多い。コミュニケーション
の楽しさも知っているから、なにもしなくても勝手に盛り上がっていく。初めて会った
と思えない連帯感は同世代というつながりゆえだ。それと自分たちの任務をしっか
りと胸に刻み込んでいる。今俺たちがやらなければ、という気概にあふれている。
俺たちは社会の中間管理職であると『昭和40年男』では強くメッセージしてきたが、
地震によってその意味合いが格段に強くなった。でもそこに負けていないことを、み
んなで確認し合うような夜になった。あえて裏返せば、僕を含めて不安も大きいの
だ。傷ついていて、怖がっているのだ。だってね、ずっと幸せと繁栄の中で成長して
きたのだから。バブル以来、失われた時代だったとはいえ、不安の度合いはまった
く異なる。まだ小さな子供がいる。ローンがある。自営の者もいるから、大きな借金
だってあるかもしれない。そんな中で懸命に互いを励まし合っていた。

 

交わされた言葉を要約すると「大変だけどさ、俺たちがそんな姿見せるわけにいか
ないよ。だってさ俺たち中間管理職に就いているんだからさ。俺たち世代が懸命に
踏ん張って絶対になんとかしようぜ」ってか。そんな有意義な夜だった。

  1. 2011年 4月 26日 09:37 | #1

    はじめまして。
    「昭和40年男」、本のタイトルからして、とても力強さを感じ、いつも立ち読み(笑)、いやいや購入しております。
    まさにその年生まれで、「自分のために作ってくれたんだ」と勝手に思っております。

    年代の事、経済・社会・家庭の事、そして地震の事、いろんな心配が多くなってきましたが、
    自分にできる事を頑張っていきたいです。

    いつか、秘密基地やイベントなんかにおじゃましたいですね。

  2. ご購入ありがとうございます。タメ年のみなさんが自分のためにと思ってもらえることがこの本の成功への道だと思っているので、とってもうれしいコメントです。心配は増えるばかりですが、ぶっ飛ばしていきましょう。

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