クレーム社会にうんざりする昭和40年男。

牛タン注意お客さんにランチをごちそうになった。お会計を済ませているのを待っているとこんな注意書きを見つけてしまった。赤い帯で強調している部分で、ちょっと見づらいだろうから書き写す。
〜当店のお料理は手作りのため、盛りつけ、器、つけあわせ等は季節によって写真と異なる場合がございます。〜
としてある。クレームを予防するためなのか。いや、もしかしたらクレームをつけたアホがいるということだろうか。ここまで現代は脆弱になっているのである。

実業団でラグビー部を運営している会社さんで、そのチーム出身の方からは「(自分の出た)大学のラグビー部では、最近親からのクレームが多くて困っている」と聞いた。ラグビーだぜ。そんなんだったらやめちまえと言いたいところだ。

僕らの幼少の頃は体罰なんてあったり前だった。先生の気分でぶん殴られたり、竹刀や物差しでバシッなんてのもあったり前。野球チームではケツバットなんて制裁処置もあったり前。そこにクレームをつける親なんかいるわけないし、むしろ体罰を受けたなんて親に言おうものなら倍返しのように叱られる。クレームなんてあり得ない話だった。そんな話がタメ年同士では出ることが多く、一同情けないことだと口を揃える。

この流れはもっと深刻になるだろう。豊かになった社会からのとんでもない副産物である。将来に向けて不安に思えてならない。技術の発達もまたしかりで、より大きなクレームばかりが増している。懇意にしていたクライアントの担当者が、お客様相談室に移動になって半年経たずに退社したと聞いた。笑顔のステキな方だったのに、退社前にお会いした時は別人のようになっていた。なんとも悔しく、情けない気持ちが増すばかりの今日この頃である。

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5件のコメント

  1. 昭和40年は、丙午の前年になります。
    そしてこんな時代になっても大昔の迷信を信じていた頑迷で馬鹿な差別主義者がこぞって昭和40年に子供をつくりました。
    だから昭和40年生まれは飛びぬけて人口が多いのです。
    そして、そんな頑迷で馬鹿な差別主義者に育てられた子供はいったいどのような性格になるのかは明らかです。
    ただでさえ、そんな状況なのに彼ら昭和40年生まれが社会人になったのは、バブル絶頂期。
    何もしなくもて物が売れ、土地の値段が上がる時代。
    青田狩りとか言ってどんな馬鹿でも就職できた時代です。
    これも見ても日本の最低のくず世代が昭和40年生まれであることは明白です。
    日本をだめにした主原因が昭和40年生まれのくず世代です。

  2. 大学のラグビー部の親からクレームのくだりですが、しかし、その親というのは
    同世代の人がおそらく多いはずなんですよね、年齢的に(汗)
    子供時代や青春時代に自分達が享受していた、おおらかな社会の良さを
    想い出してほしい・・・。

  3. 世界中で称賛される秩序を保つ国民性が、いざ顧客対店舗となった時点で一変し、情無いくらいに幼児化してしまいます。人間対人間というシンプルな原則を取り戻し、働くことを苦行にしないようにしなければ、若い人たちのエネルギーを徒に消耗させてしまいます。

  4. 世の中、空気を読め!という風潮のくせに、このように読めない馬鹿の為に書かなけれなならない矛盾。
    毎日忙しくしてる身からすると、クレーマーってクソ暇な馬鹿か、もしくは病人にしか思えない。
    電子レンジの取説に、猫を乾かすことは出来ません!って。
    狂ってますな。(−_−;)

  5. そういったご意見を寄せられる方々ですが,書いていないことからその行間を読んで判断するという発想ではなく,書いていないからクレームが言えると勘違いしているような気がします。逆に幼稚になっているのではないですかね?その一部の人間への対応のために,書かなくても良かった説明を敢えて書かざるを得なくなっている部分もあり,また自己防衛のためにも書いておく部分もありと,どんどん細分化される傾向にあります…

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