【山手線】新型車両、いよいよ明日デビュー

【山手線】新型車両、いよいよ明日デビュー
JR東日本のリリースから

新聞やテレビ、ネット等でご覧になった方も多いと思いますが、JR東日本は25日、30日にデビューする山手線の新型車両「E235系」を報道陣に公開しました。

報道やJR東日本によると、現行車両に比べて車体強度を上げたほか、車両に搭載したコンピューターの処理速度も約10倍向上したとのこと。私は鉄道に明るくないのですが、一般的に考えてコンピューターの処理速度が上がれば、情報分析がより速やかになるはずで、ひいては故障時などの復旧もしやすくなるのではないでしょうか。そうなると、“電車が動かず、ホームに人が溢れる”というような事態は避けられるかもしれませんし、運行間隔の調整で頻繁に停車することもなくなるかもしれません。あくまで希望的観測と推測ですが…。

ただ希望は希望として、多くの会社員にとって現実的な問題はやはり通勤ラッシュではないでしょうか。山手線以外でも東京周辺の鉄道はどこも激混み。昭和40年世代が会社に入った当時よりはいくぶん緩和されたようですが、それでも密集した車両で過ごす時間は、忍耐に次ぐ忍耐。東京近郊で生活する者の宿命とはいえ、通勤がストレスになっていることは間違いないでしょう。だからこそ、乗客同士のいざこざが絶えないのでは? と考えてしまいます。

山手線は東京を代表する存在で、まさに顔。2020年の東京五輪開催時には海外からのお客様も多数乗車するでしょうから、“鉄道大国”日本が誇るハイテク列車として活躍してほしいのですが、現在、その旅行者たちが一様に目を丸くするのが電車の混雑ぶり。ここを改善しないと悪い印象を与えかねませんので、JR東日本には頑張ってほしいと思います(もちろん、すでに頑張っていることは理解していますが)。

個人的には車体のシンボルカラーがウグイス色で継続されたことにホッとしました。ウグイス色が導入されたのが1963年。昭和40年世代の、特に東京周辺で育った人間にとっては『山手線=ウグイス』です。ここはひとつのアイデンティティーとして、変えてほしくないのですが、皆さんはどう思いますか。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で