ポプコンのグランプリを夢見た昭和40年男。

最新号のCD付録については好意的な意見が多く寄せられていてひとまずホッとしている。勢いのある若々しい声の魅力に賞賛を多くいただいた。まだ手に入れてない方はぜひ購入いただき、この週末にじっくりと楽しんではいかがだろう。ビールがうまくなること間違いなしだぞ。

ポプコンからは次々に素晴らしい楽曲が世に出て、多感な時期の俺たちに大きな影響を与え続けた。だから特集が成立したわけだが、出場してグランプリを夢見たタメ年諸氏も少なくないだろう。僕もそんな1人で、ポプコンといえば青春の1ページだ。

バンドで食うことを夢に掲げたのは中3の時だった。高校に入ると自主ライブを開催したりライブハウスに出演するようになり、その夢は大きくなる一方だった。そんな時に手っ取り早くプロへの道を歩めると手招いてくれたのがヤマハだ。ポプコンはもちろん、サザンやカシオペアが出てきたイーストウエストの両方に幾度となくエントリーした。ポプコンが楽曲でイーストウエストはバンドのパフォーマンスという棲み分けだと認識していた。どちらも勝つつもりでエントリーするわけだから、出場前夜は憧れのプロへの道が限らなく近く感じられる。そして当日の夜の度に、その道が困難であることを知るのだった。

ポプコンでかき鳴らしたコイツは今も大切な相棒だ
ポプコンでかき鳴らしたコイツは今も大切な相棒だ

イーストウエストには18歳以下のジュニア部門があって、高校時代から果敢にチャレンジした。ある予選大会では、ジュニアに僕らともう1つしかおらず楽勝なんて思っていたら、両方とも落とされるなんて経験もした。勝負は時の運の要素が若干ながらあるスポーツで負けるのと、音楽コンテストとでは悔しさが違う。存在のすべてを否定されたような気になるから、その晩の枕は洪水のようになる。それでもチャレンジを続けるわけで、ヤマハさんにはいい努力の機会を授かったということだ。

20歳のときに予選ながらポプコンで個人賞をいただいたことがある。この頃はライブハウスでいくつかのレギュラーを持ち、なんだか生意気なガキになっていた。受賞したくてエントリーしているのに、発表の時はまるで俺には関係ないぜ、ロケンロールだぜと会場の廊下のベンチで呑んだくれていた。そこへメンバーがやってきて個人受賞だと聞くとステージに駆け上がり、深々と頭を下げて賞状をいただいたりするカッチョ悪いヤツだ。だが、このエントリーを最後にコンテストから遠ざかった。ライブハウスから人気を得ていき、ライブバンドとしてのし上がっていこうとメンバー間でコンセンサスになったからだ。でも人気者にはなれず、いろんなことがあってそのバンドを諦めたのは26歳になっていた。青春の大きなピリオドだった。

今に至っても、音楽にのめり込んだことはよかったと思う。心に火をつけてくれたヤマハさんには感謝の気持ちでいっぱいで、こんな特集で雑誌をリリースできたことにも縁を感じる。あとはたくさん売れてくれることを祈るばかりだなあ(笑)。

『僕らのポプコンエイジ』開催!

ポプコン出身アーティストたちが集まる同窓会イベント『僕らのポプコンエイジ ~Forever Friends, Forever Cocky Pop~』が来年4~5月に開催されます。そこで、本誌のぴあ特別先行販売が設定されることになりました。興味のある方はぜひ本誌と合わせてご予約を!

<予約>

 受 付 期 間:11月11日(水)朝11:00~12月13日(日)深夜11:59

 電 話 番 号:0570-02-9502

 特設サイト:http://w.pia.jp/p/bpa-s40m/

<開催概要>

■4月29日(金・祝)

 時 間:昼4時開場 5時開演

 場 所:府中の森芸術劇場・どりーむホール

 価 格:全席指定6,800円

 出 演:相曽晴日、石川優子、下成佐登子、スリーハンサムズ(細坪基佳:元ふきのとう/

     中村貴之・平賀和人:NSP)、三浦和人(元雅夢)、渡辺真知子、Chage(五十音順)

■5月14日(土)

 時 間:昼4時開場 5時開演

 場 所:市川市文化会館(大ホール)

 価 格:全席指定6,800円

 出 演:相曽晴日、柴田まゆみ、杉山清貴、鈴木康博、スリーハンサムズ(細坪基佳:

     元ふきのとう/中村貴之・平賀和人:NSP)、谷山浩子、三浦和人(元雅夢)、

     渡辺真知子(五十音順)

■5月21日(土)

 時 間:昼4時開場 5時開演

 場 所:さいたま市文化センター(大ホール)

 価 格:全席指定6,800円

 出 演:相曽晴日、辛島美登里、小坂明子、鈴木康博、スリーハンサムズ(細坪基佳:

     元ふきのとう/中村貴之・平賀和人:NSP)、谷山浩子、三浦和人(元雅夢)(五十音順)

 主催:僕らのポプコンエイジ事務局
 後援:TOKYO MX、ニッポン放送
 企画・制作:株式会社ヤマハミュージックパブリッシング、株式会社エピキュラス
 協賛:ヤマハ株式会社

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6件のコメント

  1. けんじさんの書かれた「・・・洋子」って、オザキ カズユキ&コースタルシティーですね。
     
    オザキ カズユキさん、亡くなったんですよね。’86か’87年だったかと思いますが東北大会のゲストでした。PAが下手糞で「洋子」って歌うところにディレイをかけるタイミング失敗してました。

    • さすが、詳しいですね。ディレイの失敗をご存知とは恐れ入りました。

  2. ぼくもポプコンに応募して作詞家になりたいと思ってた時期がありました。
    しかも、音響の専門学校を卒業したばかりの20歳の頃に。
    ちょっと遅いかな?

    その年(1985年)の30回大会では、同じ関西出身のバンドが「・・・洋子」という曲で受賞。
    1986年の最終回(第32回)では、なんと同じ町内に住んでいる同い年の人が、
    「明日行きの列車」という曲で見事グランプリを取りました。

    もしポプコンがそのまま続いていたら、ぼくも出てたかもしれませんね。。。

    • けんじさん、ありがとうございます。
      遅くなんかないですよ、今からでもまったく問題ないですね(笑)。

  3. 本と付録の間にキリトリ線があれば、なお良かったかと。

    • 忍の後輩さん、アドバイスありがとうございます。参考にさせていただきます。

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