ホーム > プロデューサーのつぶやき > 全日本ロードレース会場より。

全日本ロードレース会場より。

2015 年 9 月 13 日 プロデューサー コメント

今年4度目となる九州出張だ。昨日の朝、羽田から熊本空港に飛んで、僕が日々奮闘を続けているバイク業界のビックイベント、『バイク・ラブ・フォーラム』という集いがあった。経済産業省や警察といった行政サイドと、メーカー・用品各社関連団体、さらに一般の参加者までも巻き込んでバイク産業の発展についてそれぞれの立場から意見を発表するというものだ。5時間にも及んだフォーラムだった。

 

 

そして今日は、熊本の県境を少し越えて大分県のオートポリスというサーキットに来ている。全日本ロードレースの取材で、今プレスルームでこれを書いているところだ。一昨年から仕事でよ~く絡んでいるカワサキの若きエースライダー、渡辺一樹選手の応援…、いやいや取材である。決勝は本日13時前のスタートで、さてさてどうなることやら。

 

つい1週間前には僕が聞き手になっていた。たまにはお客さんとして話を聞くのも悪くない

つい1週間前には僕が聞き手になっていた。たまにはお客さんとして話を聞くのも悪くない

先週の日曜日は彼とトークショーの仕事があり、ステージ上ではもちろん、バックヤードでも後半戦についていろんなことを話した。現在4レースを終えて、残りも4レースを残してランキングは3位。今年の展開はニューモデルがベースマシンになっている、去年のチャンピオンでヤマハのエースチームが序盤は苦戦すると思っていた。ニューモデルでのぞむ年は、どうしてもセッティングが詰まり切らず、どのチームも苦労を強いられる…、はずがとんでもない。現在独走に近い状態のランキングトップとなっている。2位はホンダでそこに渡辺選手がついていき、後ろには1ポイント差ずつで6位までが並んでいる。今日のレースはこの2位から6位までの団子状態がどんな変化を見せるかが見どころとなる。本人のブログでもずいぶんと逞しいことを書いていて、これは先週のステージでもお客さんの前で語っていた。

渡辺選手だけでなく、今日のレースには仕事をご一緒した男が何人もいて、彼らに近づけば近づくほど尊敬させられる。年間にたったの8戦だけで天国と地獄を味わうレーサーの生き方とは、なんとも激しいじゃないか。決勝のわずかな時間をどえらいスピードで駆け抜けるために毎日があり努力がある。だがその努力は誰もが報われることはなく、たった1人のみが栄冠を受けとり、その積み重ねが年間チャンピオンの称号を得る。比べれば、やり直せたり熟考できる自分の仕事はつくづくぬるい。若い彼らと堂々と対峙するためにも、せめて自分の世界で日々奮闘しようと思わせられる。今日も間もなく始まる19周に、僕はおおいに心を動かし学ばせてもらおう。

 

 

 

  1. コメントを募集しています。