雨の宮城で見たどろんこまみれのモトクロスレース!!

IA1スタート

相変わらずの週末出張を繰り返していて、来月もすべての週末が塗りつぶされた。ありがたいこっちゃ。昨日は宮城県のスポーツランドSUGOというサーキットに出かけて取材である。なんとなくその世界は知っているだろう、土の上で早さを競うバイクレースのモトクロス選手権だ。飛んだりはねたりすべったりと忙しいこのレースの取材はこれまでも何度か体験している。昨日は前日からの雨でコースはグチャグチャになっていて、こんなんで開催するのかと疑いたくなるようなコースコンディションは初体験だった。だがどのライダーにも条件は同じで、このどろんこの中で暴れるマシンを押さえつけながら走って行くのを見られたのは新鮮だった。

今回取材に出かけたのには訳もある。今年の春よりバイクイベントの仕事でご一緒しているカワサキのモトクロスライダー、三原拓也選手の姿を見ることだった。今年もうすでに4本の仕事をご一緒して、モトクロスという競技のことやライディングにかける男の生き様なんかをトークショーで聞き出しているものの、彼の走りを生で見たことがない。そして現時点で彼との仕事は、今週末に行なわれるカワサキのイベント『カワサキオーナーズ・U29・ミーティング』で今年は最後になる。というわけで、応援を兼ねて取材にでかけてきたのだ。

25歳になったばかりの、僕のハーフライフの男だ。夜通しハイエースに揺られて会場に着いた朝、彼のピットに顔を出すと何やら真剣な表情でマシンについての打ち合わせをしていた。こういう時に部外者は気後れするもので、結局ここでは声をかけずそっと立ち去ったのだった。普段イベントではおっさんの威厳(あるかないかは別にして)で接しているのが、男の現場では年齢もへったくれもなく、むしろ日本一をかけて戦っているのだから僕なんかよりよっぽど威厳がある。そしていざレースが始まると、ケガなく完走するのだぞなんて、お父さんみたいになってしまうのだから情けない。

IMG_5953-1
IMG_6392-1

こんなにドロドロになってがんばったのにレースはふるわず、第1レースが9位、第2レースが12位という結果に終ってしまった。うーむ、来週のトークショーはキレキレの話題を提供したかったのだが少々残念である。とはいえ、観戦したことはマイナスではないはずだから奮闘したい。2週連続の宮城出張となる今週末のイベントに読者のみなさんもぜひ遊びにきてください。ただし、29歳以下のカワサキファンを対象にしているから、見てるだけの参加しか出来ないのは勘弁してくれ(笑)。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

2件のコメント

    • 晴れたらなんて言わないでくださいな。雨でマディもおもしろいですよ。

コメントは受け付けていません。