『昭和40年男』の発売日!!

配本

 
さあ、今日はいよいよ『昭和40年男』(vol.32) の発売日だ。奇数月11日が通常の発売日なのだが、今回は大人の事情 (笑) で1日繰り上がった。金曜日の発売ってのは、土日を豊かに過ごそうと買う人が多いはずだ。しかも大安だから今号にもいい風が吹いてるぜ。などと、何かと理由をつけては武運を祈ったりしている。ともかく、今号も盛りだくさんで、お腹いっぱいになることを約束しよう。

特集『俺たちが目撃した革新』は、「これでもかっ」と写真と文字が詰め込んである。個人的にはここ近年僕を興奮させている相撲のページが好きだ。歴代の名力士がズラーッと並んでいて楽しい。北の湖と輪島のライバル対決の興奮が相撲への芽生えだった。そこに小兵の貴乃花、巨漢の高見山、ズバッと (!?) 魁傑などなどが絡んだ戦いの熱がベースになって、今の強い相撲愛につながっているのだろう。キャラが立った力士が多かったなと、今さらながら当時の相撲界に感謝の気持ちになるページだ。

これも極めて個人的ながら、特集で取り上げた圧縮バットの写真に涙ぐんでしまう。金属バットが全盛になりつつあった小学生の頃、チームの後輩が使っていた圧縮バットを借りて打ったところ快感を覚えた。ガツンと弾く感覚の金属に比べると、圧縮バットはボールとバットが吸い付くような感覚の後に「うりゃー」と弾き飛ばす感じがした。親にこの感覚を力説したところ、珍しくすんなりと買ってもらえた。コイツで僕はホームランを量産したのだった (ウソ) 。

連載特集の『夢、あふれていた俺たちの時代』では、21歳を迎えた 昭和61年 を取り上げている。今回も数々の検証記事がいい。そんな中で、ロッテと中日の1対4のトレード劇はいい話が聞けている。4人の大量放出の当事者の1人だった 牛島投手 の話が実に興味深く、野球ファン必見のページとなっている。それと雑誌作りを生業にしているからか「写真週刊誌の栄華と動揺」とのタイトルが付けられた、凄まじいパワーで突き進んでいた当時の写真週刊誌の裏側に迫ったページもド迫力である。

今回も自信ありの一冊だから、ぜひ書店で手に取ってほしい。気に入ってもらえたら レジへGO!! 週末はビールとコイツでキマリだね。
 

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